金色の夢を、ずっと見てる

2005年05月15日(日) 結婚式当日

おかげさまで、昨日無事に挙式・披露宴を終えました。やはりここはせっかくなので覚えてる限り書いておこうかなぁ。


朝8時ぐらいに起床。シャワーを浴びて、着付けの予約をしてたお母さんと一緒に会場となるホテルへ。出掛けに一応両親にちゃんと挨拶した方がいいのかな?と一瞬頭をよぎりましたが、なんせお母さんは一緒に出るしお父さんも後でまたすぐ会場で会うし。まぁいいや、とごくフツーに慌しく出発(笑)

合間にサンドイッチを食べながらさっそくメイクからスタート。着付けがほぼ終わったぐらいのタイミングで次郎君到着。2人とも出来あがったら、両家の親族控え室に御挨拶に行きました。そのままおばちゃん達としゃべってたらもう神前式リハーサルの時間になったので、新郎新婦と両家のお父さんだけ先に地下の挙式場へ。

挙式の流れと、玉ぐし奉納のやり方を教えてもらったら巫女さんが
「ではそのままお待ち下さい」
・・・・・・・・・・え?ここで?

今まで神前式が始まるとこを2回ぐらい見た事あるんだけど、2回とも挙式場の入口付近に新郎新婦を先頭に後ろに親族がずらっと並び、そのまま2列で式場に入場・・・・ってパターンだったんだよね。そういうもんなんじゃないの?会場によって違うのか。(そういえば、その2回は2回とも同じ会場だったな)

しばらくして親戚がそろったとこでいよいよ神前式開始。と言っても正直なとこ、あまりにあっさり始まったので、始まってからもしばらく私はリハーサルのような気分でした。なんかヘンだなと思ったら、無音だったんですよ。なんつーか、雅楽みたいなBGMが鳴るもんなんじゃないの?

途中の三三九度のとこでやっと“いかにも”な雅楽が流れ出して、あ〜なんか挙式らしくなってきたな〜・・・なんて思ってる間にもどんどん式は進み、最後にその場で親族紹介をして挙式終了。





・・・・・・・・・あっけない。



なんか全然「荘厳」とか「厳か」とかいう感覚にならなかったんですけど。そういうもの?


2階の会場フロアに戻ってきたら、もう受付がセッティングされてました。次郎君側の受付が私も知ってる人だったんだけど、白無垢の私を見た時に
「ウソだろ!?」
という顔をしたのはなんでだ、おい(苦笑)

こっちの受付を頼んでたカツミとマキもいて、2人に手を振ったりしつつも急いで写真場に向かう。親族がわらわらとスタンバってる間に私は綿帽子をはずして髪飾りを変える。和装の先生が、和装の洋髪に使うという白い花飾りを
「絶対似合うと思うの!本当はダメなんだけど、サービスで貸してあげるから使ってみない?」
と言って持ってきてくれてて。せっかくなので写真で付けてみました。

親族写真を撮ったらまた急いで支度部屋に戻って、大急ぎで洋装にチェンジ。ヘアメイクを変えて、ドレスに着替えて、迎賓の準備です。

披露宴では洋装しかしないので、迎賓の時と入場の時が同じカッコになるのは避けようとちょっと小細工を。ドレスの上からオーガンジーのオーバードレスを羽織って全体のラインをだまし、ベールを付けて髪型や髪飾りも隠す。

お客さまが会場に入ってしまったら、閉じたドアのこっち側でばたばたとオーバードレスを脱いで、ベールをはずして、手袋もはずして。ドアの前に並んで立ったらさぁ!入場です!

最初の入場に選んだBGMは、葉加瀬太郎の『エトピリカ』。超メジャーな曲なんだけど、イントロって意外とみんな知らなくないですか?なかなか荘厳な感じのイントロから、曲に入ったら誰でも知ってる曲だ!というインパクトが気に入って採用。

ほぼ正方形の会場を、真ん中を突っ切るカタチで高砂へ。最終的に170人ぐらいの招待客だったんだけど、席について改めて会場を見たら・・・・・あれ?意外とそんなに“多いっ!!”って感じしないな。

司会の人から2人のプロフィールの紹介があって、それぞれの来賓挨拶。次郎くんの方が小学校時代の恩師で今でも付き合いがあるという先生。卒業文集を持って来られて
「まさか読み上げるのか!?」
と2人でハラハラさせられました(^^;

私の方は、大学時代の先生。学生の頃の話から、卒業後に会った時の話まで。つい先日亡くなられたある先生の話が出た時には、ちょっと涙ぐみました。(大学の友人テーブルは皆目元を拭いていたように見えたな)

次は次郎君のお父さんの祝吟。これね〜・・・・・・どこに入れるかで困ったんですよ。普通は祝吟って乾杯の前にやるんだけど、なんせ『お父さん』。普通は、親族はそんな最初に前に出ないんですよ。招待した側が真っ先に前に出るっておかしいじゃないですか。でも結局、吟の種類とか考えるとやっぱり乾杯の前がよかろう。最近は式のマナーやしきたりもそこまで細かくは言わないから。という事で“乾杯の前”に落ち着いたんですが。

しかし、司会の人からお父さんの祝吟の紹介があった時に、会場がちょっとざわめきましたね。私の勘違いじゃなければ、あれは
「え、祝吟!?今時まだそんな事する人いるんだ。しかも新郎のお父さんって」
っていう苦笑(というか失笑)に思えました。どうやらそれは次郎君も感じたみたいで
「これはやっぱりなくても良かったよな」
とこっそり私に囁きましたよ。・・・・・・・・・だから最初にその話が出た時に私は嫌だと言ったのよ。でも
「息子の結婚式で唄いたくてしょうがないのよ」
というお義母さんの言葉に深く考えずに了解したのは次郎君なんだから。大体もうやっちゃってるものを
「だから嫌だって言ったじゃない」
なんて言ってもしょうがないので、
「まぁお義母さんの希望でもあったしね」
とだけ答えておきました。

乾杯の発声は次郎君の伯父さん。これも・・・・・・細かい事を言うなら、『2人を祝う乾杯』に一応“招待した側”にあたる親族が出るのはおかしいんですけどね。会場の人が
「まぁ最近ではそういうのもアリですよ」
と言ったのでそうなりました。本当なら次郎君側の来賓に頼むべきだと思うんだけど。


歓談の時間に、両方の友達がわらわら高砂へ。一緒に写真を撮ったりおしゃべりしたり。沢山の人に
「キレイ〜!」
だの
「すっごい似合ってる!」
だの褒めてもらえて嬉しい(^^)しかしやはり料理に手をつけるヒマはありませんでしたな(苦笑)

友人スピーチは・・・・・小学校からの親友であるミヅキが泣きながら頑張ってくれてすごく感動したんだけど、会場がずーっとうるさかったのがなぁ・・・・。別にお客さん全員静聴してくれとは言わないけど、新郎新婦にもスピーチが聞こえにくいぐらいうるさいってのはちょっとどうよ。司会の人に
「スピーチの間はお静かに」
って言ってもらえば良かった。ここだけはものすごく心残り。

しばらくしたらケーキカット。後でカクテルドレスの時にテーブルフォトをやるので、カクテルドレスの写真はいっぱい残る。だったらケーキ入刀をウェディングドレスでやろう!という事で。もちろんおいしい生ケーキ♪入刀の後そのままファーストバイト。1口だけだったけどおいしかった!いいな〜みんなは後でこれ食べれるんだ〜。

またちょっと高砂に戻って、次郎君の友達コンビの歌のプレゼントなどもありつつ(高砂に来てくれる友達が途切れなくてろくに見れなかったけど、ちゃんと聴いてました。せっかく練習してるみたいだからこれだけは聴いてやってくれと次郎君に言われてましたから)、しばらくしたらお色直しのために退場。お父さんと腕を組んで歩いたなんて初めてだったかも。

本当はここで、今年の秋〜冬に結婚を予定してたトモエにブーケをプレゼントして退場する予定だったんだけど、昨日たまたま会えて聞いたら『彼氏の仕事の都合で無期延期になった』って言うじゃないの!慌てて予定変更して、まっすぐお父さんと退場しました(^^;


急いで支度部屋に戻って、メイクを変えてる間にホテルが用意してくれたサンドイッチをつまんで、また大急ぎでカクテルドレスに着替える。そしていよいよ入場です。

ここのBGMに選んだのはTMの「NIGHTS OF THE KNIFE」。どうしてもこの曲で入場したくて、どんなに揉めてもここだけは譲りませんでした。ドアの前で会場内からイントロが聴こえた瞬間、胸がいっぱいになりました。このためだけに他のいろんな事を我慢したと言っても過言ではない感じ。

入場したらそのままテーブルフォト。各テーブルを回って写真を撮って行くんだけど、ドレスの予想以上の歩きにくさにものごっつい苦労しました(--;しかも私の方のテーブルはまだマシだったんだけど、次郎君の方のお客さんが・・・・。

席にいない人はいるわ、余所のテーブルに紛れる人はいるわ、酔っ払って次郎君に延々しゃべりかけて開放してくれない人はいるわ、次郎君にしつこく飲ませようとするテーブルがあるわ。しかも次郎君もハイになってるから注がれたお酒を全部飲むし☆

そのせいで思ったより時間がかかってしまって、テーブルフォトの後高砂に戻るヒマがありませんでしたよ。あ、ちなみにこの時のBGMはドリカムやらTMやら。個人的にはkinki Kidsの『anniversary』(←綴り違うかもな)を使えたのが嬉しかった。

なんとか無事テーブルフォトが終わって、高砂に戻るんだと思ってたらそのまま高砂の前に立たされました。え、なんで?今から何かあるの?と本気でキョトンとしてる私に次郎君がこそっと耳打ち。


「花嫁の手紙だろ?」









え、もう!?(°д°!!





マジでした。いやーおかげであまり泣けませんでした(苦笑)

だって、さっきまでテーブルフォトでずーっと笑ってたんですよ!?いきなり泣きモードになんてなれませんて!!途中で、
「これ、私はここで泣かないとまずいんじゃないのか?」
なんて、妙な焦りは出てきちゃうし。

最後の方でやっぱり泣きましたけどね。

両親への花束贈呈。お母さんはそれぞれ相手の母親に。お父さんはそれぞれ自分の父親に。お父さんも思ったより泣いてなかったなぁ。涙もろい人だから絶対泣くと思ってたんだけど。代わりにってわけでもないんだろうけど、お母さんが号泣してました(^^;

両家代表謝辞では次郎君のお父さん。しかしこれ・・・・・・・・・・






















私の聞き間違いでなければ、お義父さん、途中で
「皆様の御冥福をお祈りして」
って言いませんでしたか!?(多分普通なら“御多幸を”っていうところなんだろうけど)



新郎新婦の挨拶。次郎君(あまりそうは見えないけど)ほぼ泥酔状態の割にマトモな事言えました。酔って却って緊張が和らいでたのかな。私が一言付け加えるカタチで2人で挨拶して、最後は私の上司の発声でワンスモア乾杯で締め。


用意した送賓ギフトは入浴剤。1つ1つかわいくラッピングしましたよ。(半分はやはり妹とお母さんの家内製手工業・笑) 1人1人御挨拶しながら手渡し。リナがすごい泣いててビックリした。いろいろ手伝ってもらったりもしたからなぁ。次郎君に
「私になんの断りもなく咲良ちゃんをあんな山の上まで連れて行って!」
と泣きながら怒り(かなり酔ってたのか?)
「お前の実家だってたいして変わらないような場所だろうが」
「うちは山の上じゃなくて山のふもとだもん!!」
と子供のケンカみたいな言い合いをしてました(笑)

最後まで残ってた友達といっぱい写真を撮ったりして、カクテルドレスの時に持ってたブーケをマキにプレゼント。赤を中心に周囲にサーモンオレンジの花びらを使ったローズメリヤ(ばらした花びらをぐるっとくっつけていく事で巨大な一輪のバラを作ったブーケ)です。2年ほど付き合った彼とつい最近結婚話が出た事をきっかけに破局、新しい彼氏と付き合い出して幸せいっぱいのマキに『今度こそ幸せになってね』の願いを込めて。

ウェディングドレスの時に持ってたカラーを白いレースとリボンで束ねたシンプルなブーケは、予定通りトモエへ。今は彼氏さんの事情で話が止まってるけど、結婚しようという2人の気持ちは固まってる彼女。『早くいろんな問題がクリアになって、無事結婚できるといいね』の願いを込めて。


そこからまた急いでお着替えタイム!披露宴で洋装しかしなかった私。実は二次会で着物を着たんです。午前中に白無垢を着せてくれた和装の先生が再び来てくれました。私が着替えてる間、次郎君は・・・・・・・・・気付いたら爆睡。そりゃーなー、披露宴であんだけ飲んでたら寝るよなぁ。っつーか大丈夫なのか?

着付けが終わって、次郎君をばしばし叩いて起こすもなかなか起きない。とりあえず先にチェックインしてから行こうという事になり、ヘアメイクの宮本さんに手伝ってもらって荷物を運ぶ。チェックインだけして、荷物は
「すいません、部屋に入れといてください」
と預けて支度部屋に戻ったけど、まだ次郎君は起きない。宮本さんと大村さん(アシスタントさん)にも手伝ってもらって強引に起こし、支度部屋の後始末は2人に任せて二次会へGO!

次郎君はスーツだったんですが、彼はどうしてもスーツを着ると・・・・なんつーか・・・・・・・堅気じゃない雰囲気が漂うんだよなぁ(苦笑)いろんな人から
「クラブのママとチンピラ」
とか
「ホストとちいママの同伴出勤」
とか言われました。なんだよ、どっちにしても私はママなんじゃないか!


二次会だけ来てくれた友達とかもいて、思ったより人が多くてビックリした。なかなかゆっくり話せなかったけど、沢山の人が来てくれたという事実がすごく嬉しい。

途中で妹が彼氏と一緒にお花を持ってきてくれて、妹の彼氏に初めて会いました。確か2コ下なんだけど、人の良さそうな子でしたよ。お姉ちゃん安心したわ。挨拶だけしてすぐ帰る(っつーかまぁデートだな)というので、店の入口で立ち話。出てきた次郎君を見て妹が
「・・・・え?・・・・あ!・・・・・どこの怖い人が出てきたのかと思った」
と素で言ったのに爆笑。


ラストのゲームではまぁお約束のちゅーをさせられたりもしつつ(^^; あっという間に二次会も終了。次郎君達がもう10年来の行き付けだというパブで三次会。ここまで来るとさすがに人数も結構減ってたんだけど、ミヅキとカツミが当然のごとく残ってくれてて嬉しい。一度は旦那さんが飲んでる店に行ってたリナも
「(旦那も)まだかかるみたいだからいいよ」
と遅れて三次会に来てくれて。

さらに次郎君の後輩の女の子(と言っても私より年上だ)がやってるお店で四次会。披露宴にも来てくれた人なので、お礼も兼ねてちょっと売上に貢献しようと(笑)

そこまでにもらった花束やプレゼントが結構な量になってたので、ミヅキとカツミに手伝ってもらって一旦ホテルへ運ぶ。プレゼントは、車で来てた次郎君のお友達が
「乗せといて、明日にでも新居に持って行ってやるよ」
と預かってくれたけど、さすがにお花はねぇ。

部屋にお花を置いて、改めて四次会の店へ。なぜか次郎君がケーキを買って来てたので(←酔っ払いの典型的な行動ですね)みんなで食べる。だって考えて見たら、昼間サンドイッチ食べた以外はマトモに物を食べてなかったんですよ。婚礼料理は、中華の炒め物に入ってたイカを1切れと、ファーストバイトで食べたケーキ1口のみ。二次会では来てくれた友達の間をずっとうろうろしててウーロン茶を飲んだだけだし、三次会でやっと次郎君のお友達が買ってくれたたこ焼きを食べたぐらい。

1時ぐらいになってやっと解散しました。歩く気力がなかったので(近いんだけど)タクシーでホテルへ帰り、私が付け爪をはずすのに一生懸命になってる間に次郎君は熟睡。クレンジングして、シャワーを浴びて出てきたらもう2時近く。完璧に寝入ってる次郎君を起こすのもかわいそうだったので、黙って隣のベッドで寝ました。・・・・・・・・もしかしてそのためにダブルじゃなくてツインの部屋だったのか?


とんでもなく慌しくて、あっという間の1日でした。何ヶ月もかけて準備してきたのにもう終わり!?って感じ。でも、大変だったけどすごく楽しかったです。もう1回やりたいって言う人がいるの、わかるわ。



で、ここまでが昨日(14日)の日記。
ここから↓が今日の話。


朝方、一応セットしといた目覚ましで起きる。まだキツイんだけど、朝食の時間もあるしチェックアウトの時間もあるから、あんまりだらだらはしてられないな〜・・・・・・と思いつつも、隣のベッドの次郎君に
「おいで?」
と呼ばれたのでおとなしくもぐりこむ。昨夜は初夜どころじゃなかったからな。せっかくなのでしましょう。朝だけど。

1階のレストランで朝食を食べて、ホテルの人に手伝ってもらって荷物を次郎君の車に積み込んで新居に帰宅。とりあえず花瓶は買って帰りました(苦笑)

新居で一息ついたら次郎君の実家へ。ちょっとお昼ご飯など御馳走になって、さっそく御祝儀の開封。次郎君が開けて、私が金額を書き込む。集計が済んだら私の実家へ行って同じ作業をもう1回。

招待客は次郎君の方が20人ぐらい多かったはずなんだけど、金額的には20万ぐらいしか違いませんでした。うちの方が親戚が包んでくれた額が大きかったので。

合計でそれなりの額になって、昨日のうちに請求書をもらってた山川さんとこに払う金額(衣装代・写真代・和装着付け代)と、こないだもらったホテルの見積書を計算したら・・・・・・あら?意外と自分達の手出しは少なくて済むんじゃない?ホテルの方が飲み物代が実数計上なので(飲み放題のプランとかがないのです)、どのぐらいの請求がくるかわからないんだけど・・・・最終の見積りからそんなに大幅なアップはないだろうからねぇ。


新居の流し台やら洗面台やらはちゃんと届いてるんだけど、冷蔵庫とガスコンロがまだなので何も作れず(笑)今日の夕飯はスーパーのお惣菜でした。新居の1食目なのに・・・・・・(凹)

明日はお母さんに付き合ってもらって日用品あれこれの買出しです。昼間には冷蔵庫・洗濯機・ガスコンロが届くはずなので、明日はマトモに家事ができるかな?



ちなみに、新居はまだ電話回線の工事が済んでないんですよ。なのでまたしばらくは会社からこっそり更新する事になるようです。


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咲良 [MAIL]

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