金色の夢を、ずっと見てる

2005年01月07日(金) 世の中にはいろんな人がいる・・・という話。

さっき主婦Kから電話が来た。お正月に会えなかったから、話すのも久しぶり。最初は、お正月にMママ・ナースMとそれぞれの相方を連れて集まった時の話とかしてたんだけど、途中から主婦Kの義妹の話に。


事の起こりは12月半ば。義弟夫婦(つまり主婦Kの旦那KZくんの弟夫婦ね)の子供が1歳になるので誕生日のお祝いをしたいと誘いがあったんだって。もちろん主婦KもKZくんも快諾して、ご両親も参加して皆でやりましょう、という事になった。

パーティーの前日、主婦Kは義妹にメールをした。
『明日、楽しみにしてるよ。ごちそう作ろうね。あと、お義母さんに“明日はよろしくお願いします”って一言電話でも入れておいたほうがいいね』

しばらくして返信。
『さっきお義母さんに電話しました。あっさりOKしてくれたんで良かったです。明日は鍋でもしようかと思ってます』


主婦Kの返信。
『材料とかはもう買ってあるの?海鮮類とかは当日買った方がいいからねぇ。なんだったら明日の朝買い物に付き合おうか?』


義妹
『でも材料はお義母さんが買ってきてくれるはずだから大丈夫ですよ』






・・・・・・・・・え?



子供の誕生祝に来てね、って招待されたのよね?なんで招待された側の人間が材料を買って行くわけ?

と、主婦Kは一瞬思ったらしい。でもさすがにそう聞いてしまったら自分だけ知らないフリはできず、それからお義母さんに電話して翌朝スーパーの開店に一緒に並んで鍋の材料を買い込み、義弟夫婦宅に行ったんだそうです。

買い物しながら聞いたら、義妹は前日の電話でお義母さんに
「明日は来る時に材料を買ってきてくれるんですよね、お世話になります」
と言ったらしい。主婦Kは
『休日にわざわざ時間を割いて来てくれるんだから、その事に関して一言“お世話になります”って言っといた方がいいよ』
というつもりで義妹に“お義母さんに電話でも”って言ったのね。そしてお義母さん自身も、最初に彼女から電話が来たときはそう思ったんだって。なのに途中で『材料はよろしく』みたいな事を言われて、『お世話になります』ってそっちかーい!!と呆れたらしい。

でもそのパーティーには当然義妹のご両親も来る事になってて、お義母さんはやはり“向こうのご両親に恥ずかしくないだけの準備はしなきゃ”と思ったそうで、義妹に任せていたら何かしら失敗しそうだから(まぁつまり普段からちょっと常識のない人らしい)、それぐらいなら自分が買い物して行ってあげた方が間違いないからいいや・・・と思って、本当に買出しを引き受けたんだって。

で、義弟夫婦宅に到着したら、一応ちょびっとは準備もしてあった。でもそれはお義母さんが事前に
「せっかくお祝いするんだから、ケチケチしないで準備しなさいよ」
と義弟夫婦にこっそり渡したお金の額を考えるとあまりにもささやかな準備で、主婦Kは本気で驚いたそうだ。


まぁ多少の緊張をはらみつつも無事パーティーは終わり、家に帰ってから主婦Kは義妹にメールをした。
『今日はお疲れ様。楽しかったよ。でも、材料代はお義母さんに渡した方がいいんじゃないかな?事前にもらってた分が余ってるよね。それを“買い物してきてもらってありがとうございました”って渡せば、お義母さんも素直に受け取ってくれると思うよ』

義妹の返信。
『でもお義母さんに頼めばいいってお義姉さんが言ったじゃないですか。孫の誕生日祝いなんだから、お義母さんだってそんな細かい事言いませんよ』

おいおい、いつ私がそんな事を言った?と聞いて、最初のメールの
『お義母さんに“明日はよろしくお願いします”って一言電話でも入れておいたほうがいいね。』
の意味を義妹がはき違えてた事がわかり呆然。っつーか常識で考えればわかるだろう。子供の誕生日のお祝いに来てねと招待した親が、ゲストに買出しを頼むなんておかしいじゃないか。

結局この時はKZくんが弟に話をして、弟からお義母さんに材料代を返すことで一段落したらしい。


その後しばらくたって、ちょっと前に義妹のお父さんが体調を崩してた時に主婦Kがお見舞いを送っていたので、義妹の実家→義弟→KZくん、というルートで快気祝いの品が届いた。しかしその時主婦Kは熱を出して寝込んでいた。

ちょっと回復して起きてきた主婦Kに旦那KZくんが
「さっきなんかメール来てたぞ」
と声をかける。あ、本当?誰からだろう・・・・と携帯を手に取ってメールを見て、主婦Kはまたもや呆然。

送信者:義妹
『うちの実家から快気祝いが届いてませんか?なんでなんの連絡もしないんですか?普通そういう物が届いたら、お礼の電話ぐらいするじゃないですか。お義姉さん、私には口うるさく言ってたくせに自分はそういう事には気が回らないんですね。それこそ“人の振り見て我が振りなおせ”って奴じゃないですか。』


まぁ細かいとこはともかく、こういう内容のメールだったらしい。




・・・・・・・・・・・ぷち。




主婦K、切れる。





『お義母さんが直接言うと角が立ちそうな事を間に入って気を使ってあげてたのに、なんだその言い草は!?義弟夫婦はそもそもできちゃった結婚で、義妹は最初の印象が最悪でお義母さんにかなり嫌われてたのだ。お義母さんもそれをわかってるから主婦Kに仲介役を頼んでたし、実際義妹に一番味方してあげてたのは自分なのに、何様のつもりだコラ。大体“快気祝い”だぞ?こっちがお見舞いを送ったことに対するお礼だぞ?自分とこのお祝い事で何かをもらって返事が遅れたんなら失礼だけど、状況が違うだろうが。それでも直接もらったんなら多少の無理をしてでもお礼の一言ぐらい言うけど、旦那が預かって帰ってきて、しかもその帰って来た時自分は具合が悪くて寝てたんだよ。3日も1週間もほったらかしてたんならともかく、その日のうちにそういう苦言めいた事を言われる筋合いはない!!!!




・・・・・・という内容の事を、(実際にはもうちょっと凄みの効いた口調で)電話してまくしたてたらしい(苦笑)

まぁ確かにねぇ。義妹の話はたまに聞くんだけど、ちょっと非常識というか、もうちょっと回りの気持ちを考えてものが言えないのか?と思うネタを結構頻繁に発生させてる人だ。

年末にそれでお義母さんと義弟も巻き込んでかなり派手に喧嘩して、実はいまだに怒りがおさまってないみたいで。幸い・・・というか、お義母さんが主婦Kの味方で、お義母さんが主婦K以上に怒って次男(義弟)を呼び出し、
『そもそもあんたの嫁に対するしつけがなってない』
と説教をくらわせ、ビビリまくった義弟が電話してきてKZくんに話をした。

その時に、まだ事態を軽く見ていた義弟が
「いや〜でもうちのもかなり気が強いからな〜。Kさんといい勝負なんじゃないかな〜」
なんて事を軽〜く口にし、KZくんに
「「甘く見るな。Kが本当に怒ったらあんなもんじゃないぞ。5年もうちの母親と渡り合ってきた奴なんだから(※)。正直、あの子(義妹)は非常識なとこがあるよ。これ以上母親やKに対してあの態度を改めさせずにほっておくんだったら、俺達兄弟の付き合い方もかわってくるぞ。自分の嫁さんがかわいいのはお互い様だけど、もうちょっと真剣に考えろ。これ以上Kを怒らせるな」
と再びマジ説教をくらい、慌てて義弟が主婦Kに謝罪。それ以来義妹は今のとこおとなしくしてるらしいけど、主婦Kにとっては義妹からの謝罪がない事が納得いかないので今もって冷戦状態なんだって。

(※)この話だとそうでもないけど、実はお義母さんもかなり個性的・・・っつーかアクの強い人です。



そんな話をしてるうちに、飲みに行ってたKZくんが帰ってきたらしいので電話を切りました。


結婚するって大変なんだな〜。



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咲良 [MAIL]

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