金色の夢を、ずっと見てる

2004年08月21日(土) 『浴衣姿は武器だよ』 byショーイチ

昼間はおかーさんとお出かけ。行き先は電化製品店。なぜなら、こないだついに電子レンジが壊れたからです。

と言っても、じつはこのレンジ、今の家を建てた時に親戚のおじさんから新築祝いでもらったという代物。つまり我が家に来てすでに22年!!・・・・・・・・・大往生だろう(‐‐; っつーわけで、新しいのを買う事になりました。


一応チラシで当たりをつけて、向かったのはヤ○ダ電機。店員さんにちょこっと説明してもらったりとかして決定。最近の電子レンジって、物を乗せる所(ターンテーブル)がない奴が多いんですね。レンジの床に直置きで、物が回るんじゃなくて全方向から熱するようになってるんだって。レンジ内の床やら壁やら天井やらがフルフラットになってるタイプの方がお手入れがしやすいですよ〜・・・と勧められ、そのタイプの中から選びました。

在庫確認をしてもらってる間、暇つぶしに他の家電を見てみた。いずれは買わなきゃいけないんだしな〜。どっちかが1人暮らしでもしてたら多少は家具やら家電やらあるんだろうけど、うちの場合は私も次郎くんもずーっと実家にいたから、何もかも買わなきゃいけない。大変そう。

最新の『斜めドラム』の洗濯機って高いんだね〜!普通の奴だとそこそこ良さそうなのでも5〜6万円代で買えるのに、その『斜め』タイプだといきなり13〜15万ぐらいになるの。使いやすい方がいいな〜なんて思ってたけど、そこまで値段が違うんだったら普通のでいいです(^^;

冷蔵庫はそこまでお値段の開きはなく。食器乾燥機だのガスコンロだの、揃えると結構な出費になるな〜。テレビもどうせならそこそこでいいから大きいの欲しいね、なんて話してるし。


ついでにそのお店でおかーさんがポイントカードを作りました。そんなに家電を買う事ってあるか?と一瞬思ったが、そういえば私が少なくとも1年以内ぐらいに買うんだよな。そのつもりで見てたくせにすっかり忘れてた(笑)現金で買ってもカードを使ってもポイントはつくらしいので、
「だったら、カードで1回払いで買いなさい。そしたらカード会社から使った金額に応じたお買物券が出るから。どうせ一杯使うんだもの、いくらか分のお買物券なんてすぐたまるわよ」
・・・・・・さすがです、おかーさま。


夜は、こないだからA嬢と企画してた『浴衣でお食事に行こう!』の日。A嬢がグリーン系だというので、かぶらないように私は紺色の浴衣で。お迎えに行って、街へ出ます。

せっかくだから新規開拓してみる?なんて話してたんですが、あーだこーだと相談してるうちに2人とも面倒になり(苦笑)結局私の知り合いのお店へ。今年の初めごろにRと行った以来だから・・・・・また半年振りぐらいか。いっつもこのぐらいの間隔で行っちゃって
「もうちょっとマメに顔を出せ」
って怒られるんだよね・・・(^^;

ところが今日はなんだか忙しかったようで(お客さんも結構入ってたうえに、厨房を手伝う子が休みだったらしい)久々の店長Hさんとはほとんど話せず。残念。でも一応結婚の報告はしておきました。いや〜それにしても浴衣って予想以上に目立つ。入って行った瞬間、店にいた人が全員こっち見ましたよ。

このHさん、以前はそれなりに人気があった居酒屋の店長さんだった人。辞めて独立して自分のお店を出したんだけど、最初に知り合った頃から数えるともう10年近い付き合いになる。その間に、その時々で彼氏の話なんかもした事があるんだけど、だからって結婚する事にしたよと報告した時の第一声が
「へ〜おめでとう。で、どの彼氏なんだ?」
はあんまりだと思う(笑)

彼氏は基本的に1人ですから。今までにHさんが知ってる『彼氏』が何人かいるってだけで、同時進行で何人もいるわけじゃありませんから!

残念!!


しかしそこで久しぶりにお酒を飲んだらあっという間にグラグラしてくる私。眠気やら吐き気やらの波が去るまで動けませんでした(苦笑)そういえば今日ってあんまり体調よくなかったんだっけ・・・・・。反省。おかげで最後に頼んだオムライスが半分しか食べられなかった。悔しい。おいしいのに。


A嬢にも結婚するわと話したら
「おめでとう〜!・・・でも寂しくなる〜」
と極めて正直なお言葉。うん、私もRが結婚すると聞いた時はそう思ったもんな〜。
「めでたいのかな、いまいちピンと来てないんだけどね」
と言ったら
「ん〜・・・咲良ちゃんの場合、結婚がストレートにおめでたいかどうかは微妙なんだけどね。まぁ世間一般的にはおめでたい事だから『おめでとう』って言ってみたけど。いいんじゃない?」
・・・・・なんとも彼女らしい正直なコメントをもらってなぜかホッとする私(笑)


何かデザート食べたいね♪ってわけで深夜まで空いてるケーキ屋さんへ。やっぱりここでも大注目の的。まぁ確かにな〜・・・・お祭りでもないのに浴衣着てたら何事かと思うよね。っつか、多分オミズのおねぇちゃんだと思われたんじゃないかな(笑)夏に1週間ぐらい浴衣祭りする飲み屋とかよくあるもんね。

おいしいケーキを食べてまったりしてたら・・・・・A嬢に何やらメール。どうやら最近知り合ってちょっと気になってる人がいるらしいんだけど、その人から
『○○○(←バーの名前)にいるから、よかったら来ない?浴衣姿、見せてよ』
ていう内容のメールが来たらしい。せっかくなら見せたい。っつーか会いたい。というので移動。

しかしここでちょっとしたハプニングが。




A嬢、待ち合わせの店を間違える(笑)

外人さんが集まるバーだったんだけど、たいして広い店でもないのにその彼が見つからない。なんでー?来るって言ったのに〜。すぐ来なかったから帰っちゃったのかな〜?と心配そうなA嬢。
(・・・・・すぐ来なかったっつってもそこ20分ぐらいだろ?それを待てないっつって黙って帰るってどうよ?何か都合があって帰らなきゃってんならせめてメールの1本ぐらいするだろ。その男、どうなんだろうな〜。なんか信用ならないんじゃないか?A嬢、騙されてないか?)
とか思ってたら。携帯を確認してたA嬢が
「・・・・あ!!」
「ん?どうした?」


「私、店を間違えた!!」


・・・・はい!?

「向こうの店だ〜!いないはずだよ!!」


・・・・・・『来たけどなんでいないの?帰ったの?』というメールを送ったところ、『え、いるよ?どこに来たの?』と返事が来たらしい(笑)アホかー!!(爆)

どっちの店でも浴衣、大人気。外人さんには特にウケますね。知らない人に写真撮られたりとかしてるし(苦笑)
「なんで浴衣なんだ、今日は何かあったのか」
と何人もの人に聞かれ、最初のうちは
「ただ単に着たかったから」
と正直に答えてたんだけど、なぜか外人さんはそれでは納得してくれない。よほど『特別な時に着る物だ』という認識が強いらしい・・・っつーかもしかして着物と混同してるのかもしれないが(笑) 最終的には
「彼女(A嬢)が来週誕生日だから、そのお祝いに食事に行ったから」
と答える。多分日本人にとってはそっちの方がよっぽど『?』な答えだと思うんだけど、外人さんはとにかく何かしら理由があれば納得してくれるようで。

ちなみにそのA嬢が最近気になるという彼は、一見アジア系なんだけど実はカナダ人。英語しか話せません。留学経験があって日常会話レベルならできるA嬢と違って、私はとってもスタンダードな日本人。
『なんで中・高・大と英語の授業があったのにそんなにしゃべれないの?』
と言われるレベルの語学力です。それにそもそもA嬢は彼に会いたくて来てるわけだから、邪魔しちゃ悪いよな〜・・・なんて思っておとなしくしてたら。


ナンパされました(**; 


日本とアルゼンチンのハーフで、今は日本とカナダと半々の生活だというショーイチ(と名乗った)。壁際に置いてあるベンチのはじっこに腰掛けてた私の隣に立って、
「浴衣、キレイですね」
と日本語で話しかけてきた。まぁ今更ナンパされたからってビクついたり浮かれたりする年でもないので
「ありがとうございます(ニッコリ)」
と返事をしたらそこから口説きスタート。

名前やら年やらを聞かれ、
「彼氏はいるの?」
と来たので正直に
「いますよ」
と笑顔で答えた。これで引き下がってくれるといいな〜と思ってたんだけど、
「そっか〜、やっぱりいい女には絶対彼氏がいるよねぇ」
と全然気にしてない様子。
「うまくいってるの?」
「うん、いってるよ」
「付き合ってどのぐらい?」
「ん〜、2年半ぐらい」
「へ〜、それだけ続くんだったら相性いいんだね」
「そうだね〜」
「ねぇ、ぶっちゃけ、SEXの相性もいい?」


はい!?


思わず固まりましたが
「いいよ」
と切り返す。なのに
「あ、今一瞬考えたね。本当は何か不満があるんでしょ?」
とスキありとばかりに突っ込んでくるショーイチ。なんかムカつくな、コイツ。そこから切り込んでくる気だな?
「そんなことないよ。普通の日本人は初対面でいきなりそんな事聞かないから、ビックリしただけ。そういうとこは本当に日本人っぽくないなぁと思って」
「そうなの?・・・・彼とは結婚しないの?」
「(余計なお世話だよ)来年あたりしようかって話してるよ」
「そうか〜。でもねぇ、既婚者の先輩として言わせてもらうなら(←そう、コイツ既婚者だったの)、結婚しちゃうとダメだね。生活のパートナーになっちゃって、盛り上がるSEXできない。だから俺はそういうトキメキは外で求める事にしてるんだ」

・・・・・・・・・・それを私に求められても困るんですが。

「結婚は結婚としてさ、恋愛もちゃんとしたいじゃない?やっぱ恋愛してるとしてないとじゃ全然違うよ。そういうのは考えないの?」

あ〜・・・・・・・・あのね。恋愛し続けたいなぁとは思いますよ。結婚して、他の相手にそれを求めちゃうのもアリだと思うし、わからなくはない。でもショーイチ、あんたは大事な事を忘れている。

「そうねぇ、でも私は今まさに彼氏と恋愛中だから
そうよ。私はまだ結婚してないの。結婚してない女にその口説き方は間違いです(笑)

「彼氏一筋なの?全然よそにトキメキとか求めない?」
「うん、今は彼氏一筋。彼に手一杯で他の男なんて見る余裕ないもん


普段だったら絶対言わないようなノロケの数々をかまし、油断すると背中やら肩やらに置かれる手を『ごめん、くすぐったくて気持ち悪い』と振り払い、さりげなく握られた手をグラスの水滴を拭くフリをしてほどき、髪にさわられたら『セットが崩れる!』とはらいのけ、延々と続く手を変え品を変えのくどき文句をかわし続ける事、実に30分!!


ようやく
「向こうに知り合いが来たから行くね」
と立ち去るショーイチ。でも最後に
「電話番号ほしいんだけど・・・ダメ?」
と言われたのでニッコリ笑って
「ダメ」
と言ってやりました。


いや〜疲れた。A嬢は私の隣に座ってたんだけど、反対隣にいる彼の方に体を向けてたので、私のその状況がほとんど見えてなかったようなんですね。で
「彼がね、咲良ちゃんがナンパされてるのは見えてたんだけど、すっごく上手に自分の体を守ってたから声はかけなかった、って」




いや、見えてたんなら助けてくれよ。



以下、A嬢の通訳を挟んでの私と彼の会話。
(A嬢から私にはちゃんと彼氏がいて結婚の予定もあると聞いて)
「あの人には彼氏いるって言ったの?」
「言ったよ。でも関係なかったみたい」
「すごいね。僕が彼の立場だったら、彼氏がいるって聞いた時点で“わかった、じゃぁね”って立ち去るよ」
「そういえば、あの人既婚者だって言ってなかった?」←断片的に聞こえてたらしい
「本当!?信じられない、自分も結婚してるのに恋人がいる女の子をナンパするなんて。でも彼は君たちが来る前は他の人にも声をかけてたから、ついていったりしなくて正解だよ」


・・・・・・まぁ正直なとこ、ルックスが全然好みじゃありませんでしたから(毒)彼氏がいなくても奴が独身でも、ナニもおこり得ませんでしたがね。


しばらくそこで過ごして、ぼちぼち帰る事に。A嬢は私が苦労してる間にそのカナダ人の彼に『今度食事に行こう』と誘われる事に成功したらしく(感謝しろ!)うかれ気味。

駐車場まで歩く間にもナンパされ(これは普通の、ちょっと感じ良さげな男の子だった。でも多分年下だったんじゃないかなぁ)、A嬢を家まで送って解散しました。

次郎くんも街に飲みに出てたはずなので、一応帰り際にメール。
『浴衣って外人さんにウケるんだね〜。ナンパされて、彼氏いるっつてんのに情熱的に口説かれる事30分!疲れたよ(**;  もう帰るなら一緒に乗せてくけど、どうせまだだよね?あんまり飲みすぎないでね。また明日おやすみなさい





ま、予想通りノーリアクションでしたがね。けっ。

いいの。明日は昼からデートできる予定だから。


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咲良 [MAIL]

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