長女がイ○リアに短期留学するにあたり、

この春から急にビザが必要になったとかで

本人がイ○リア大使館にビザの申請に行かなくてはならなくなった。



大学が忙しくて　わざわざ大阪まで行く時間がなくてのびのびになっていた。

なにせ、受付が月曜から金曜の９時から１２時半だけと　いうのだから。



しかも、揃えなければいけない書類がいろいろあって

留学する学校の入学許可証とそのコピー、

パスポートとそのコピー、

生活費保証書とそのコピー

保証人の印鑑証明（実印押して無いのにそんなものがいる？）

往復の航空旅券または予約確認書などなど、

実にやぜくるしい！



だいたい、生活保証書って何？

銀行の残高証明書などと書いてあるが、そんなものを銀行に出してもらうのか？

そんな残高証明出すのに、またいくらか費用取られたりしないー？



よくわからないので、

大使館に電話して聞いてみた。

電話に出たのは、いかにも面倒臭そうな応対の女性。

「申請に必要な物は、書いてあるとおりです。」

書いてあることが、よくわからないから電話してるんでしょーが！

銀行通帳の残高をコピーしたもので良いそうだ。

なんだ、そんな簡単なもんで良いんですか。



たかが３週間滞在するだけだし、お金はすでに全額支払ってあるのに

どうして、そんなものが必要なのか？　



そして必要な物を揃えて

やっと今日、大学の試験と試験の合間の　休みがあったので

娘を連れて車で行ったのだが、

大阪のツインタワーってふたつビルが建っているからどちらかわからない。



娘が駐車場から電話すると、

「MIDの方ですが、受付は１２時までですから　気をつけてください。」

と言われて、時計を見ると



ちょうど　１２時！！



えー！　だってホームページには１２時半って書いてあったぞ〜！



せっかく高速に乗って一時間もかけてこんなところまで来たのに

手ぶらで帰れないよ〜！

と　大急ぎで　ビルまで走って行ったのだが

なにせ高層ビルである。

お昼時でもあり、ビジネスマンもたくさんいて

なかなかエレベーターが来ない。

やっと　３１階のイ○リア大使館まで辿り着いた時には

１２時１０分を過ぎていた。



小さなガラス張りの窓口にはもう誰もいなかった。

カウンターのところはガラスが上から下まで貼ってあって、

書類をやり取りする分のほんの少しの部分だけしか開いていない。

ものすごく閉鎖的だ。（ここは日本だぞ？）



娘と、

「え〜。どうする〜。１２時半て書いてあるのにねー」

とぶつくさ文句を言っていたら、中から女の人がでてきた。



「１２時までなんですけど、なんですか？」（いかにもいやそ〜な感じで）



「申請に来たんですけど、申請用紙はいただけますか？」


と言ったら、


「申請に来られたんですか？申請用紙を取りに来られたんですか？」


と　面倒臭そうに言うので、


「え、申請用紙が欲しいんですけど。申請はできませんか？」　と言ったら


「申請に来られたんですか？申請用紙を取りに来られたんですか？」


とまた同じ事を聞く。


本当は、必要な物は揃っているはずなので

申請用紙をもらったら　記入して、申請もできると思っていたのだが

その言われ方だと、「申請する」のと「申請用紙をもらう」ということは

同じ日にはできないようだ。



で、しょうがないので

「申請用紙を下さい。」と言ったら

申請用紙をもらうためには

名前や住所やパスポート番号まで書きこむ紙があってそれに書き込まないといけない。



書類をもらうだけなのにエライたいそうな事だ。



で、書き込めたらまたさっきの人を呼んで

紙を渡し、やっと申請書類をもらった。

さっさと　奥に引っ込もうとする女性を引きとめて、

銀行通帳のコピーを見せて、

「こんなんで良いんですか？」と訊ねたら


「６か月分の残高のコピーと　一番最初のページのコピーです。」

と言った。前の電話で聞いた時は　そんなに詳しく言わなかったぞ。


反抗期の高校生みたいに、いちいち言葉の足らない女だ。

親切に詳しく喋ったら損でもすると思ってるのかー？！


で、帰ろうとして　まだ入り口にあるパンフレットなどを見ていたら

入り口のところの大使館の看板のところにもはっきりと、



受付時間　　９時〜１２時半


と書いてある。



やっぱり１２時半って書いてあるやんね〜と　娘とぶつぶつ言っていたら



さっきの女が出てきて、さっさと入り口のドアを閉めだした。





まだ１２時半になってないぞー！！