「しろねこのあくび」

2002年11月07日(木) 泣けます

今日は宿直明けです。


おばあちゃんのお客さま、おふたりを乗せて

白樺湖の日帰り温泉に向かいました。車中では

たくさんのことを話しました。四季の移ろい、初雪、

何処からいらっしゃったか、旅はどうだったか・・・

10分足らずの往路なのですが、素敵な旅のお手伝いが

少しでも出来ればいい、そう思っているので、時間を

惜しんで話すように、日頃から心掛けています。



必ず、運転席を降りて見送ります。それが礼儀です。

「少ないけど」と、心付けをくださいました。


そんなこと、してくれなくてもいいのに・・・

と、いつも思います。

嘘でもいいから、「また来るね」と言ってもらったほうが

いいのです。


その温泉の営業時間は、何故か12時からに変更されて

いました。これでは、帰りのバスの時間に間に合いません。

「どこか他の温泉をさがしましょうか」と訊ねると

「湖のまわりをゆっくりと歩いて行くからいいですよ、

ありがとうございました」と、連れ添って行かれました。


必要以上にサービス?することはない

そう言われたことがありますが、この仕事は、そんなことじゃ

やっていけません


そっと包まれた、とってもとっても重い「ぬくもり」の価値・・・

ほんとうに  「有り難い」  ことです・・・


おふたりの姿が見えなくなるまで 湖畔にバスを停めていました


「また来てくださいね」






ホテルに戻った後、手紙を送っておきました。

きっと明後日には届くでしょう。

時間と手間が掛かるかも知れませんが、これが私のやり方なのです。


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ふ〜るん