「しろねこのあくび」

2002年09月17日(火) 雨降りの日には

目を閉じて 静かに音楽を聴くのも いいものです


枯れた大地に 水がしみ込んでいくように
渇いた ささくれだった心に しみ込んできます

山から水が湧き出すように
心のどこからか涙が溢れてきます




汽車を待つ君の横で
ぼくは時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに 君がつぶやく
なごり雪も 降る時を知り
ふざけすぎた 季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

動き始めた
汽車の窓に 顔をつけて
君は何か 言おうとしている
君の口びるが
「さようなら」と動くことが
こわくて 下を向いてた
時が行けば 幼い君も
大人になると 気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

君が去った ホームに残り
落ちてはとける 雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

−「なごり雪」−



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ふ〜るん