| 2003年10月14日(火) |
月光ゲーム Yの悲劇'88 |
創元推理文庫 有栖川有栖 著
休火山の活動としてこんな急なのってアリなんだろうかとね。 今となっては突っ込みのしようもあるのですが 初読の頃は全然考えもしなかったですね。 なんか噴火って前兆があるじゃないですか。 いつ来るかは判らないにしても。 そんな山でキャンプなんて張れますか、普通。 立ち入り禁止だろ。
というような突っ込みは脇に置いておいて。
展開のスピードに目を奪われます。 ちゃんと面白いです。 このシリーズ(3作ですが)はオススメしたいです。
という私は未だにトリックも犯人も思い出せんのですがね(汗)
このシリーズの特徴的な所は クリスティの作品にあったような読者への挑戦のあることですかね。 「ここまでで犯人を導き出すのに必要なデータはそろいました」という。 探偵役の登場人物が知り得たものと同じデータで推理してみてくださいということです。 それが3作全てにあるんですよー。
解けた試しありませんが(爆)
如何に何も考えずに読み進んでいるかがわかりますね……。 いや、読んでるだけで犯人とトリック、判ることもあるんですよ? ただね、こうやって「ほーら考えてみ?」っていうのがダメなだけで。
ちらと考えてみもせずに読み進むのは邪道ですか。
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