書庫目録

2003年08月18日(月) 陰摩羅鬼の瑕

講談社ノベルス
京極夏彦 著

2/3読み終えましたよー! 半分以上。やっとです。
そして京極堂出てきたですよー♪
い・ん・きv(陰気)
それが良いのですが。

イチイチ理屈っぽいところとか
時代錯誤にも見える着流し姿とか
常に機嫌悪そうに眉間に寄った皺だとか
そういうところまで大好きだ。(何故)

ファンワークではやはり京極堂も美化されがちですが
実際は痩せぎすのひょろりとしたいつも不機嫌そうな古本屋のおっさんです。
別に美化せずとも美しいのは榎さんくらいですよ。
ビスクドールのような白磁の肌、色素の薄い瞳。
でも傍若無人で意味不明なんですよねー(笑)
2人ともやはり、そこが良いのですがー。

そういえば関口は睫毛が長いらしいです。
だから、目を伏せると「敏感なのか鈍感なのかわからない風貌」らしい。
全体的には猿顔なので愚鈍そうに見える。
けれど、目元は感じやすそうに見えるのだと。

萌え要素は
学生の頃、寄宿舎で関口と京極堂が同室だったとか
関口の鬱気質が悪化せずにいたのは京極堂がイチイチ落としていたからだとか
そんなところじゃないでしょうかね。

「僕がさうしたのだ、関口君」
 君がいたからあの学舎で僕は生活を送ることができたのだ、と、さう告げた私に
京極堂は言つた。
 僕の言葉ひとつで君は此方と彼方をふらふらとしてゐたから。
 閉じこもりがちな君を僕の言葉で介抱して。
 他の誰にも会いたくないと言つた君の言葉に相乗して。
 僕の言葉しか届かないように。
「僕だけを必要とするやうに、僕がさう君を操作したのさ」
 京極堂は言つた。
 だから君は今でも此処へ頻繁にやつてくるぢやないか。
 それも鬱に陥りさうなときや、既に落ち込んだときに。
 雪絵さんといふ人が居るにも関わらず。
「さうではないか? 関口君」
 私は言葉ひとつ発することができなかつた。


って感じでー。
ちなみに雪絵さんというのは関口の妻です。
下手に旧仮名遣いを使うなって感じですな……。


↑みたいな超SSって感じのファンワークならポロポロ出てくるんですよねー。



さって、明日は2回目のレミゼでっす。
仕事休んで行ってきまーす♪
前回とは一部キャストが違うので楽しみ。
というか、どの役もダブル・トリプル・クワドラブルキャストなので
組み合わせによって少しずつ演出も違ったりするようなのです。
31日には3回目も観に行くけどまた違う組み合わせなので楽しみ。

舞台はナマモノだからなー!


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明日香 [Fanatic Gene]


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