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2003年07月19日(土) WARM

SURFACEの4thアルバム「WARM」の感想です。

これ、ずっと「ワーム」だと思ってたんですよ、実は(爆)
オマエ英単語読めねぇのかって感じですけど。
害虫とかウィルスとかっていう意味で使われるいも虫のことですよ。
で、なんで「ワーム」なのよ、と思ってたんですよねー。
だってあんまりいい意味の言葉じゃないじゃないですか。

ところが。
「ウォーム」でしたのことよ(笑)
暖かいっていう意味ですわよ。


あ。(ぽむ)
ワームだったらO(オー)か。とね。
(でも9月のツアータイトルは「WORM」ですな)


さてさて。
ここから本題の曲感想に入ります。

WARMってタイトルのわりに、全体的にダークな印象でした。
曲も音も。あと詞も、かな。
「なまくらジャック」「闇の感情」などなど
曲タイトルを見るだけでなんとなく、今回はダーク路線なのかしらと思いましたしね。
前作ROOTのような、ファンキー! ラッキー! 
超ポジティブシンキングだぜ、いぇーい! って感じじゃないんですよー。
何はなくともとりあえず前に進んじゃえ、って感じの前作でしたが
今作は、コレでいいの? いいのかな、いいんだよね? っていうか
ポジティブなんだけどどっかネガティブ、みたいな。
もしかして椎名くん前作からの間に辛いことがいっぱいあったんじゃ!? って
ちょっと心配になったりもしたのでした。

でも相変わらず椎名くん! って感じの詞でした(笑)
椎名くんじゃなきゃ書けないなーと思いますね。

個人的に好きなのは「こんなんだったっけ」と「闇の感情」ですねぇ。
あ、あ、「なまくらジャック」も結構好きですよ。
「リミット」も。


わかってんのにできないこと多くてやんなっちゃう
下手な年のとり方はしたくはないなぁ
――こんなんだったっけ

傷つけるためだけの汚い言葉だから 今は
求めない 求めないで
――闇の感情

あぁ決め台詞は「またつまらんものを斬ってしまった」どうだい?
――なまくらジャック


この辺。

すごく身近な言葉で綴られる椎名くんの詞は
すぐに同じ立場に立ってみることができるのです。
わかりやすい。
だからその分、共感しやすい。

そういうことなのかなと思います。


そうそう。
忘れちゃいけないのが喬夫ちゃんのギターです。
PARM DRIVEへの参加を経て、ますます巧くなったように感じました。
もともとテクニックはあった人なんですけど、そこにもっと深みが増したというか。

こりゃPARM DRIVEも聞かねばならんな! と思ったです。



初期の頃はB'zのパクリだと言われまくった彼らですが
もう絶対にパクリだなんて言わせない、SURFACEらしさが出てますよ。

まぁ、パクリだって言われたのはほとんど
ヴォーカルとギターの二人体制だったからってことだと思うんですけどね。
だって音は全然違うもの。詞もね。

B'zもSURFACEも好きな私が言うのでは説得力ないかもですが(笑)



そんで半恒例の種感想などもちょろっと。

今回、フラガ少佐が「オットナじゃーん!」って感じで良かったです。
既に死亡フラグが立ってしまった彼なので、毎回ひやひやさせられるのですが
彼のあの言葉で、オーブという地球連合でもザフトでもない第三勢力の中に
アスランやディアッカの居場所ができたのではないかなーと思うんですよ。
現在、アークエンジェルのクルーは逃亡兵という扱いになっているわけですが
ナチュラルばかりなので、キラに対してそうだったように
アスランとディアッカというコーディネイター、しかもザフトの正規兵では
きっと様々な軋轢が生まれたのではないかと思います。
そこを、少佐(上の立場の人間)が
「一緒に戦うならオマエを信頼するぞ」と言い切った。
コレは大きいのじゃないのかなぁ。

イザ子が1人で狂うぜ隊(違)に取り残されて可哀相な気もしますが
アスランはともかく、ディアッカはこのままアークエンジェルを放って
ザフトに帰ることはできないんじゃないかなと思うんですよねー。
狡猾という初期設定が嘘のような、いいヤツになりつつあるディアッカです。

最近ディアッカが大好きですよ、私。


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明日香 [Fanatic Gene]


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