講談社ノベルス 有栖川有栖 著
わーい♪ 作家アリス&臨床犯罪学者・火村助教授のシリーズ最新作です。 (だが発売日に気付いていなかった私はファン失格)
ペルシャ猫からマレー鉄道までが3年も開いていたのに対し 今回は1年ほどで新刊発売の運びとなりました。 有栖川氏は別に遅筆ってわけじゃないんですよねー。 でも量産型ってほどでもないんですけど。
さて。 今回は(というか国名シリーズはほとんど)短編集ですが 4編の短編が収録されております。 表題の他「あるYの悲劇」「女彫刻家の首」「シャイロックの密室」です。 それぞれダイイングメッセージ、首なし死体、密室、そしてアリバイというように 趣向が違うので、1冊でかなり満足できる出来だと。 それに推理も理詰めなので、そうそう、こうでなくっちゃ! という感じ。
やっぱり私は、火村英生という人間が好きだわと再確認しました。
先生、今度はまた長編が読みたいですー! 江神さんとかもまた動かしてください。
↓は久しぶりにアリスのファンワークなど。
私はどうして彼とともに犯罪の現場へ足を運ぶのだろう。 どんな事件を目にしても私がそれをネタに小説を書くことはないし、警察も突拍子もない推理ばかり披露する推理作家の登場は好ましく思ってはいまい。 ただ私は、彼が彼岸へ行ってしまわないよう此岸へ繋ぎ止める楔でありたいと思って彼と行動を共にする。仕事柄足を運べないこともあるが、私に、出来る限り現場へ赴こうという気を起こさせるのは、彼という存在に他ならない。 彼は未だに犯罪者を糾弾する本当の理由を私に言わない。言わないのだが、彼が実は私を頼りにしてくれていることや、遠くから私のピンチに駆けつけてもいいと思うくらいには大事な友人だと思ってくれていることを知っている。 だから。 「アリス、来るか?」 と電話がかかってくれば、行こうと思う。 いつか、彼が私のピンチに“風のように”駆けつけて助けてくれたように、私も彼がピンチの時にはそばにいて支えたいと思うから。本当は、彼にとってのそんな存在は自分だけなのだと自惚れたいだけなのかも知れないけれども。
※“風のように” これは「スウェーデン館の謎」参照。 火村はアリスのピンチに京都から福島まで半日で駆けつけてきたのですよ(笑) 「そりゃもう、風のように」
8月にflowerのライブがあるようです♪ 久しぶりだー。 ファンクラブ限定のライブなのでまた小さいライブハウスかな。 12月に出ると言っていたアルバムがまだ出ないんですけどー? 待つけどね?
つーか、このままシングルは出さないで行く気なんでしょーか。
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