書庫目録

2002年02月07日(木) 琥珀の望遠鏡 ライラの冒険シリーズIII

新潮社 ハードカバー
フィリップ・プルマン 著  大久保寛 訳

読み終えました。
終わったのは帰りの電車の中だったんですが
電車の中で読むときは極力
どんなに感動しても泣かないように気を付けているのに
鼻をすすり上げるくらい泣いてしまったのですよ(恥)
こんな結末ってありなんだろうか。
希望と絶望がない交ぜになったような。
泣き叫ぶ気持ちも、何も言えなくなってしまう気持ちも解る。
胸を締め付けられるようなラストでした。

そういえば、低迷していた英児童文学復興のきっかけとなったのが
このシリーズの1巻「黄金の羅針盤」なのだそうです。
ちなみに完結までには7年もかかっていて
1に2年、2に2年、3には3年も執筆の時間をかけたということです。
欧米ではやはりハリー・ポッターと比べられることも多く
後書きにもいろいろ書いてあったのですが
ハリーは自分も子供になって楽しむ本
ライラは大人のまま楽しめる本、と書いてあって
ああ、なるほど、と思ったのでした。
英ではハリー・ポッターを卒業した子供が
ライラのシリーズへと移るのが多いということです。
確かに、ハリーに比べ対象年齢は高めに設定してあるのかもしれません。
扱っているテーマも宗教、死、魂と肉体、それからモチーフは聖書だし
そう考えると難しい本なのかも。
冒険活劇であることには変わりないですが。
ただ単に、何も考えずに読める本ではないということ。
世界の在り方とか考えてしまうから。

面白いので私的にとってもお勧めなのですが
萌えを求めている人にはお勧めできないかも(爆)
だって主人公女の子だしね。
萌えを求める人にはダレン・シャンをお勧めします(笑)

ダレン・シャンもそうですが
このライラの冒険シリーズもハリウッドで映画化する予定があるそうです。
ハリーにしろ、ライラにしろ、ダレンにしろ
面白いファンタジーの映画化は楽しみですね。
ハリーはまぁ、面白かったけどイマイチだと思ってしまったので(汗)
また「NEVER ENDING STORY」(一番最初のヤツ)のような
素晴らしい映画が生まれることを祈ってます。
この辺の評価、私基準なのでそんなに参考にはならんですが(笑)

そうそう、香耶ちゃんが誕生日のプレゼントに
↑の本を買ってくれたんですよv
欲しくて買おうかどうか迷っていた本だったので
ホントに嬉しかったのです。ありがとう、香耶ちゃん。
装丁も美しいし、バスチアンとアトレイユ
それぞれの場面での文字色が違うという読みやすい本なのです。
早く読まなくては♪

tommy february6のアルバムを購入。普及版です。
the Brilliant Greenの時は大して興味なかったんですが
何で買う気になったのかというとですね
tommyのソロデビュー曲、Everyday At The Busstopが
なーんか好きだったのですよ。
あとねー、可愛かったから(爆)
妹には妖怪女スキーと言われますが。
だって可愛い女の子はスキでショー? ネェ?


 < 過去  INDEX  未来 >


明日香 [Fanatic Gene]


My追加