音を聴く日々。
DiaryINDEXpastwill


2009年11月15日(日) shimokita round up2に行く

QUIP主催のライブイベントの2日目に行ってきました。
SHELTER、GARAGE、Que、440、251、monaを自由に回ってライブを見れる、
ミナミホイール(行ったことないけど)の下北版とも言えるイベント。
昨日もいっぱい見たい人がいたのだけど
(スクービーやトモさんや、ニコルズや)
今日出演のセカイイチがどうしても見たくて。
2日目のみ参加としてみた。
会場本部に入場券をもらいにいったら、
紐がついたパスケースの中にBEABRICKが入っていて、
それがパスということだった。
さすがメディコムトイが発売元の雑誌だけあるなぁと。
かわいくて、記念になって良いですね〜

最初は、セカイイチだけで帰るかなぁ、
でもthe chef cooks me見たいし・・・くらいのやる気の無さでしたが、
現地に行ったら、急に欲が出てきて、想像以上にライブ見た。
結果、見て良かったです、とても。

■13:30〜14:10 セカイイチ@CLUB 251
トップバッターだと言うのに満員の251。
岩崎さんの髪の毛がチャウチャウのようになっていて
(長くてもじゃもじゃで目が見えない)ギョッとした(笑)。
変わりに中内さんの髪の毛が肩より上になってて、さわやかでしたが。

<セットリスト>
New Pop Song Order/Jaipur Town/あたりまえの空/
はずなもの/RAIN/THAT/SOMETING/シルクハット/カプセル
あかり(後半順不同)

セカイイチは、ライブならではのタイム感と言うんでしょうか、
ダイナミックさがある反面、ラフになりすぎない演奏がとても好き。
ベース泉さんのハイキックも高さとキレがあって素晴らしい(笑)。
そして何より歌、演奏に力がある。
伝わってくるものがある。
こういう人たちをライブバンドだと言うのだと思う。
今日印象的だったのは「あの橋の向こうまで」からやってくれた2曲。
久しぶりすぎて(自分が見に行けないだけとも言えるが)、びっくりした。
特にはずなものは、ベースラインとドラムが原曲よりジャジーでかっこよかったです。
あと、あたりまえの空は何回聴いても染みるなぁと。
でも、40分じゃ、物足りない。
年内にもう一回見たいと思っているうちに、セカイイチ終了。

■14:30〜15:10 ELEKIBASS@440
座りたかったのと、440に1回行ってみたかったので、ELEKIBASSを見に行ってみる。
440は、落ち着いててきれいで、寛げるなぁと思えるハコでした。
結構奥行きがあって広く、椅子も数はあるけれど、きつきつではなくほどよい印象。
何で今まで行かなかったんだろな。

ライブは、喉がかわいたので、早速ビールを飲みつつ、
親切な女の子に入れてもらって、壁沿いのソファで座って鑑賞。
ELEKIBASSは、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードと、
トランペット(にしては大きかったような気も)、サックスの6人編成でした。
ボーカル坂本さんを先頭に、歌って客席を練り歩いてから演奏スタート。
ほどよい高さと甘さを持ったボーカル坂本さんの声同様、
曲もかわいく思わず手拍子をしたくなるものが多かった。
しかし、ドラムはドカドカ大きくて、そのコントラストも良かったです。
あと印象的だったのは、坂本さんのさらっとしたきれいな肌ですよ。
前回見たのたぶん3〜4年前だけど、全然歳とってないように見えた。
うらやましい限りです。

■15:30〜16:10 未完成VS新世界@Que
アニメチックなアー写(じゃなくてアーティストイラスト?)が
気になっていたので、見に行ってみた未完成VS新世界。
ボーカル・ギターとベースと、ドラムの3人組でした。
ドラムはサポートかもしれない。
感想は・・・
久しぶりにがむしゃらな青い若者たちを見てしまったっ。
君や世間に僕の思いを伝えたくて、伝えずにはいられなくて
ギターを持って走り出してしまった(ように見える)青年が歌っていた。
音はぐっちゃりしてるし(スピーカー前にいたからか?)、
歌もお世辞にもうまいとは思えないし、動きすぎてマイク倒しちゃうし
(とっさにベースの子と位置を交替し、演奏を止めることなく歌ってた。これぞライブ)
なのだが、あの精一杯なところに心を動かすものがあるんだろうなぁ。
実際きゅんとくる曲も結構あったし。
でも〜私は、もうその歌詞に共感できない〜(演歌調に)。
若い男子が、きっとはまっているのでしょう。
とにもかくにも一度見れて良かったです。

時間が空いたので、北口方面をぶらぶら。
B.C STOCKでニット帽を衝動買い。
チャカティカで休憩してバナナケーキ食べました。

■17:50〜18;30 UNDER THE COUNTER@251
本当は、改装後まだ行ったことのなかったmonaで
マスザワunitを見たかったのだけど、
マスザワさん人気で入れそうになかったので、251に移動。
そこで見たUNDER THE COUNTERは、ギター2本の正統派ギターロックでした。
関谷さんの見た目から、声が細めの歌い上げるボーカルかと思っていたら、
ちょい(ちょいね)かれ気味の良い声でした。
もうすぐ脱退してしまうメンバーがいるようで、
ライブ終わりに泣いている子たちがいたなぁ・・・。
「ここに来てライブが良すぎて泣ける」って。

■18:50〜19:30 the chef cooks me@251
足が重くなってきたので左側の鉄板でできてる椅子
(出演者が入場してくる通路の横にある椅子ね)に座っていたら、
ライブ開始とともに、周りの人がみな立ち上がってしまい、
自分だけ座っているなんだか恥ずかしい状態に。
しかし、ここで立ってしまうと
後ろの人が全く見えなくなるであろう状況だったので、座って見てた。
言ってくれるはずないけど、みんな立つなら早く言ってよ〜と思った。

the chef cooks meは、ボーカル・キーボードとギター2本、ベース、ドラムの5人組。
メンバーが2人辞めてしまい、新体制になったばかりとのことでした。
テンポが良く、歌が若干ラップっぽいところが、私にとっては新感覚なバンド。
ヒップホップの要素も入ってる感じが。
CD聴いてる時よりも、それは強く感じたかなぁ。

そして、メガネの文系男子的な人がボーカルかと思い込んでいたら、全然違ってた。
赤のパーカに、赤のリュック背負って、鍵盤柄のストール巻いて、
サイドの髪だけちょっと長い、サングラスの似合うお洒落な青年がボーカルでした。
そして、この人がtheフロントマンな立ち居振る舞いで。
ステージを縦横無尽に動き回って、ノリの良い曲を歌っても、
メッセージソングを声がかれるほど歌い上げても、
キーボード弾いても、本当は弾かなきゃいけないだろうに全然弾かなくても、
何しても絵になる。
しまいには、マイクがワイヤレスなのをいいことに客席に入り
(私の座ってたすぐ横からだったのでビビリました)、
興奮したお客さんのモッシュに飛ばされそうになりながらも踊り、歌い。
うーん、すごいパワー。
是非また見たい。
今度は、あの渦の中で一緒に踊りたい。
CD買わなければ。

■19:50〜20:30 tobaccojuice@251
ラストはタバコジュース。
最後は後悔しないようにと最初から立って見た。
これがねー、実は、セカイイチ以上に良かったです。
タバコジュースがあんなに踊れるとは知らなかったよ。
歌も音楽性も全然違うけれど、
横ノリのベースのリズムや酔えるギターの音に、アロウズを思い出した。
もう5人じゃないアロウズを思って、
「あぁ〜もうあの演奏では踊れないんだ」って悲しくなったりして。
何やってんだ、私・・・
というのも、お客さんたちがみんな、イベントの最後を惜しむように、
それぞれ好きなよーに踊ってて、今日一番の良い雰囲気で、
ボーカルの松本さんも楽しそうに踊ってて(ターンのキレがめちゃくちゃ良かった)
それでいて歌はどこか切なさを帯びていて。
なんだかアロのライブを思い出してしまった。

特に、アンコールのイントロはぐっときて半泣き。
アロのことは別としても、
そんだけタバコジュースが良いバンドだということだと思います。
はぁ、気づくの遅い。
松本さんの自分に素直に生きている感じ、
「いろいろ事情があるんだろけど、去年よりお客さん少ないね。(客席苦笑)
でも、今年のほうが踊る人たちが集まってくれたから嬉しいです」
って言ってたこと、
名残惜しくてダブルアンコールしてたら、
「明日からレコーディングだから早く帰ろうと思ってたんだけど」
って言いながらも最後にもう1曲やってくれたこと。
ドラムの脇山さんが残ったお客さんたちとハイタッチしてたこと。
最後に、まるでワンマンライブのように、メンバー全員で手を繋いで挨拶してくれたこと。
全てがキラキラしてた。
感動している自分に、どうしちゃったんだ、と思いつつも、
あのキラキラは、忘れないでおきたい。


ましゅ |MAIL

My追加