われ想う
INDEX|←|→
私が、今の仕事に就くまでの支えになった言葉が2つある。 どちらも、未だ時々思い出して、心の内で反芻したりする。 きっとこのまま、ずっと忘れずにいるんだろうな…と思う。 今から約10年前。 当時の私は進路に迷う高校生で、ものすごく焦っていた。 地方の片田舎だし、お金もないし、でも、やりたいことは東京にある。 情報や知識も少ないから、とにかく最短距離で進むことしかイメージ出来なかった。 でも、その術がない。だから焦ってテンパる。 そこで、「失敗や遠回りをしても、その経験は後に絶対生きる」という言葉に出合う。 この一言で、ぽこーんと視界が開けた。それはそれは、見事なまでに。 はた迷惑だとは思っても、どうしてもその感謝を伝えたくてファンレターなるものを出した。 約1カ月後。サインとお礼の一言が添えられたハガキが返ってきた。 今日、この言葉を生んだ人と仕事の場で対面した。 あの高校生の日から今日の私まで。 決して真っ直ぐではなく、人よりも寄り道や休憩が多かった。 そんな、10年を余って流れた時間だったけど、 「ああ、これも全部間違ってなかったってコトかも」と思えた。 その人は今日も言った。 「自分に与えられたチャンスは、後込みせずにやる。 そうやって、たくさんの経験を積ませてもらって、ここまで来た」 この人に流れた十数年は、私なんかが比でないくらい激動だったはずだ。 波に飲まれそうなときや、足下がぐらついたことだってあると思う。 でも、有言実行の人が口にした「今」は、すごく強い。
人間一人の人生で、会える人の数は絶対に限られてる。 そのなかで、私はこの人に会えた。 この人の人生の時間を、少し分けてもらえた。 もっとちゃんと、進んでいかなきゃ。 仕事を終えて出た反対側の道に、某ギタリスト発見。 赤信号で渡ってくるから、眉間に皺を寄せて見ていたら…。 目の前の銀行に飛び込んで行かれました。 時間は15時2分前。振り込みかな(苦笑)。
♪non
|