われ想う
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2006年03月13日(月) 言霊の人

私が、今の仕事に就くまでの支えになった言葉が2つある。
どちらも、未だ時々思い出して、心の内で反芻したりする。
きっとこのまま、ずっと忘れずにいるんだろうな…と思う。

今から約10年前。
当時の私は進路に迷う高校生で、ものすごく焦っていた。
地方の片田舎だし、お金もないし、でも、やりたいことは東京にある。
情報や知識も少ないから、とにかく最短距離で進むことしかイメージ出来なかった。
でも、その術がない。だから焦ってテンパる。
そこで、「失敗や遠回りをしても、その経験は後に絶対生きる」という言葉に出合う。
この一言で、ぽこーんと視界が開けた。それはそれは、見事なまでに。
はた迷惑だとは思っても、どうしてもその感謝を伝えたくてファンレターなるものを出した。
約1カ月後。サインとお礼の一言が添えられたハガキが返ってきた。

今日、この言葉を生んだ人と仕事の場で対面した。
あの高校生の日から今日の私まで。
決して真っ直ぐではなく、人よりも寄り道や休憩が多かった。
そんな、10年を余って流れた時間だったけど、
「ああ、これも全部間違ってなかったってコトかも」と思えた。
その人は今日も言った。
「自分に与えられたチャンスは、後込みせずにやる。
 そうやって、たくさんの経験を積ませてもらって、ここまで来た」

この人に流れた十数年は、私なんかが比でないくらい激動だったはずだ。
波に飲まれそうなときや、足下がぐらついたことだってあると思う。
でも、有言実行の人が口にした「今」は、すごく強い。

人間一人の人生で、会える人の数は絶対に限られてる。
そのなかで、私はこの人に会えた。
この人の人生の時間を、少し分けてもらえた。
もっとちゃんと、進んでいかなきゃ。


仕事を終えて出た反対側の道に、某ギタリスト発見。
赤信号で渡ってくるから、眉間に皺を寄せて見ていたら…。
目の前の銀行に飛び込んで行かれました。
時間は15時2分前。振り込みかな(苦笑)。





♪non


睦月 |MAILMy登録