地域限定誌の「さがしてください」の欄には、いつも犬や猫や鳥が載っている。 今日も「セキセイインコ、オス、青に黒の波模様。8才、名前はピピチャン」と言うのがあった。ピピチャンはきっとピピなんだと思う。でも飼い主は呼び捨てに出来ないんだろう。冷静なら多分「名前はピピ」としていただろう。 そう言えば、以前載っていたインコはお喋りするらしく「東京都○○市○○町×-××-×と言えます」と堂々と番地まで書かれていた。不特定多数に、新聞の折込広告として配られるのだ。普通は連絡先は電話番号と名字だけである。そんな物騒なことはしない。しかし、飼い主は何でも良いから手がかりになりそうなものを全て書きたかったのだろう。「住所が言えます」だけで十分なのに。 そう言えばこんなのもあった。「名前は○○。呼ぶと鳴く」 本当だろうか。別の名前を言っても鳴くのではないだろうか。なんか突っ込みどころが一杯の「探してください」コーナー。 きっと、動物を飼っていない人には馬鹿な人達に見えるだろう。 しかし、飼っている者からすると泣き笑い。バカだなと思う。思うけど、切羽詰まっている飼い主の気持ちが手に取るように判る。きっと自分も同じような事をするに違いない。 行方不明の動物達が一日でも早く見つかりますように。
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