朝、食事を作っていると二階から大きな音がする。 ドンドンと叩く音である。 以前、母がぎっくり腰をしたとき、用がある場合に杖で床を叩いて合図がわりにしていた。「また腰やっちゃった!?」と慌てて二階へ上がる。 「大丈夫っ?」と駆け込めば、壁に釘を打ち付ける母。 ・・・カレンダーを掛けたかったらしい。 朝一番にやることだろうか。せめて、一度降りて来て、顔を見せてからやるとか・・・。 なーんだ、と鍋がほったらかしなので戻れば、着替えてから母が気まずそうに降りてきた。 「もうやらないから、今度、音がした時は見に来てね」 なんか心配になっちゃったらしい。見に行くから安心してね。
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