地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
日記に繋がりましたよ、ひゃっほい! 日記サボりすぎで削除されたのかと一瞬本気であせりました…いや、でも削除されてもしょうがないサイト放置っぷりなんですが…!(滝汗)
十月になりますね、プチが来ますね、楽しみですw でもギリギリマスターっぷりに磨きがかかっているので要注意です。
月より使者がお越しになって血をかっさらっていくのでカカシに八つ当たりです。 あ、ケモナルです。ご注意を。
*** 召しませ愛を ***
今日の料理、と題されたそれを見つけた時、カカシは嫌な予感を覚えた。 「…どうしたの、それ」 しっぽをふりふり、楽しそうに雑誌を見つめるナルトに問いかける。ナルトはご機嫌で答えた。 「紅先生にもらったってば!」 「……そう」 あんにゃろ、と心の中で同僚をののしっておいて、カカシは微笑んだ。 余計なことをしてくれたなと思うが、時すでに遅しだ。 「うまいもん作ってやるから、待ってろな」 にしし、とちょっと照れくさそうに笑ってナルトが言う。カカシもうれしくなって微笑んだ。 「楽しみにしているよ」 カカシの答えにナルトが満面の笑みを浮かべた。それを見ながら、カカシは内心冷や汗をかく。 (まずい……!) ナルトが今までに繰り出してきた数々の前衛的ではすまない料理を思い出し、カカシは胃の痛みを覚えた。
人生色々。日々命をかけている上忍たちの詰め所である。 紅はご機嫌だった。目の前にはぶすくれたカカシがいる。 「いいじゃないの。何が不満なのよ」 小さく笑う紅は、十分に楽しそうだ。紅の隣では、アスマもニヤニヤと笑っている。 「ちまいのの手料理だ。喜んで食えばいいだけだろうが」 「ほー」 すちゃ、とカカシは風呂敷に包まれた四角い物体を取り出した。大きさと話の流れから、それが弁当箱だと知れる。 「だったらここで食べさせてもらおうじゃないか…」 ふっふっふっ、とカカシが笑った。弁当箱からは何やら不思議な匂いが漂ってきている。 「え、ちょ、それ何が入ってるの?」 「なんでそんな匂いしてるんだよ」 思わず紅とアスマが後ずさった。ふっふっふっ、と笑うカカシの手の中で、弁当箱がとてつもない存在感を放つ。 「あいつの料理を甘くみるんじゃないよ……」 カカシの手が風呂敷にかかった。黒い煙めいたものが中から出てくる。紅が顔を引きつらせた。 「ちょっと!外で開けなさいよ!」 慌てる紅をおいて、アスマがさっさと逃げる。アスマが逃げたことに気付いた紅が自分も逃げようとするが、カカシの動きの方が早かった。 「さ、せっかくだから一緒に食べようか」 ぽん、と肩に手を置かれ、紅が青ざめる。 悲鳴があがった。
家に帰ってきたカカシを、ナルトは大喜びで迎え入れた。 「おかえりー!」 「たーだいま」 飛びついてきたナルトの頭をカカシが撫でる。上機嫌で頭をすりつけてくるナルトに、カカシは微笑んだ。 「今日は弁当ありがとうな。紅もうまい、ってほめてたぞー」 「ほんと!?」 顔を上げて、ナルトが歓声を上げる。キラキラと瞳を輝かせるナルトに、カカシは眦を下げた。 「ほんと。料理上手になったねぇ」 カカシの言葉に、ナルトが照れくさそうに頬を染める。はちきれんばかりに左右に振れる尻尾が喜びを示していた。 「オレ、オレ、がんばる!」 「おー。楽しみにしてるぞ。明日はアスマも弁当作って欲しいってさ」 「やるー!」 両手をあげてナルトが喜ぶ。カカシが微笑んだ。 「アスマは大きいから、うーんと大きいお重でつくってあげような」
次の日から一週間、猿飛アスマは姿を消した。
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何があったのか、アスマは決して口にしませんでした。まる。ちなみにアスマに食べさせるため、紅も協力してくれました。 ……あれ、カカシじゃなくてアスマがひどい目にあっている……まぁいいか(よくないですよ小此木さん)スッキリしてのでこれにて!
さて寝ます。おやすみなさいませ〜。
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