地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
己の文才と気力の無さに愕然とする小此木です、こんばんは。いや、そんなのはいつものことなんですが。誤字なのか誤字じゃないのかわからない表現、ってどんだけ…うん、頑張ります…
反省は大事だけど自虐は時間の無駄ですよ、と脳内突っ込みがきたので、序の口で済んでいる内に逃げます。学習、学習!才能ないんだから、せめて学習しましょうぜ、私!
そして舌の根もかわかない内に書き逃げします。100のお題です。 カカナルのつもり。ひっそり隊長がおかしなことになっていますが、気にしないでください。 火影ナルトです。昨日のサクラと同時期。
*** オムライス ***
いったいこの人は何をしているのだろう、とナルトは心の底から思った。目の端で白いフリルが揺れる。 「……何の冗談だってば……」 問う声に力が入らないのは、疲労のせいではない。断じてない。ああ、ここ数日まともに寝ていないのに、とナルトは痛みを増したこめかみを押さえた。 虚ろな眼差しを宙に彷徨わせるナルトに、カカシは首を傾げた。頬に人差し指を当てて、ニッコリと笑う。 「んー?お前を元気づけようかと思って」 ひらり、と白いフリルエプロンを翻したカカシに、ナルトはガックリと肩を落とした。
「気に入らない?」 オムライスの乗った皿を手に、カカシが微笑む。エプロンの下はいつもの忍服だ。 大量の書類に両脇を挟まれ、ナルトは深いため息をついた。 「……なんつーか、気に入る入らないの前の問題だってば……」 「んー、笑ってもらおうと思ったんだけどね」 受けなかったか、とさして気にした様子もなく、カカシはエプロンの裾を掴んだ。 「本当はさ、ちゃんとメイド服にしようと思ったんだけど。身の危険を感じたから止めた」 なんだか変なのが居てね、と天井から漏れてくる不穏な思念を暗に指してカカシが言う。 ああ、本当に変なの居るな、と天井裏の暗部に強制退去を命じながらナルトは深いため息をついた。 「だからって中途半端すぎるってば」 半端すぎてわらえねー、とナルトが首を横に振る。ナルトは全てを諦めたかのように、手にした筆を筆置きに置いた。 カカシがにーこり、と笑う。手の上には、黄色い卵の巻かれたオムライスがある。 「で、何て書きますか?火影様」 右手にオムライス、左手にケチャップ。 ナルトはふて腐れたように唇を尖らせた。頬が赤くなっていることはわかっているが、今更隠し通せるとも思っていない。 この数日、脇目もふらず嫌いな書類仕事をしてきたのだ。これくらいのワガママは言わせてもらおう、とナルトは開き直る。 「…せんせーが、オレのことどう思っているか」 ぶっきらぼうなナルトの答えに、カカシが笑った。 「りょーかい」
そして机の上には、「好き」とケチャップで書かれたオムライス
**********
甘くしたかったのに中途半端になってしまいましたよ…。なんてこったい…。いや、甘いのは甘いですが。ダメだ、あきません(がくし)
寝ます。おやすみなさいませ。
|