地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
ちょっと夏ばての模様。週末には意地で復帰します。綾波…!
逃避逃避。先に宣言します。殴り書いて逃げます(ダメダメですね小此木さん)。
*** 夏の言い分 ***
みんみんとけたたましく蝉が鳴く。クーラーのついていない部屋の中は、外と同じく熱気がこもっていた。 「あぢぃ…」 アイス片手にナルトが呟く。手にしたカップの中で、溶けたアイスが波打っていた。 「せんせーアイスとけたー」 「も一回こおらせてみれば」 ナルトの足元に寝転がって本を読みつつ、カカシが平然と答える。ぶーとナルトが頬を膨らませた。 「それじゃつまんねーじゃん」 「…何をしたいのよ、お前は」 つまらないとかそういう次元の話だろうか、とカカシは疑問を持つ。ナルトがアイスのカップをカカシ目がけてつきだした。 「冷やして。どっかーんと。前やったやつ」 どれの話だろうか、とカカシは考えた。確かにカカシは冷気系の術も操るが、どれもアイスを冷やすだけにしては大がかりすぎる。 「大人しく冷蔵庫にいれな」 術者であるカカシの言い分に、ナルトが唇を尖らせた。ぶつぶつ言いながらも、ナルトは冷蔵庫にアイスを仕舞いに行く。 冷蔵庫を開ける音がカカシの耳にも響いた。 「せんせー、なんか飲む?」 「飲む」 冷蔵庫の中には、冷やしておいた麦茶がある。からん、と氷がぶつかる音がした。 ひやりとした冷気が、カカシの頬に当てられる。ナルトから氷入りの冷たい麦茶を受け取り、カカシが礼を言った。 「ありがと」 「どういたしまして」 自分の分のコップを持ち、うれしそうにナルトが笑う。お揃いのグラスは透明な青いガラスで出来ていた。グラスの青い海の中を切り子細工の魚が泳いでいる。 再び蝉の鳴き声が大きくなった。熱気がむわりと部屋に押し寄せる。カカシは読書を諦めると、起きあがって麦茶を飲んだ。 「……やっぱクーラー入れたら?」 「いーや!オレはまだガマンできる!」 胸を張るナルトに、カカシがため息をつく。外では遮る物がないのを良いことに、太陽が燦々と輝いていた。 「オレ、暑いの苦手なんですけど」 そう言いつつもカカシは汗一つかいていない。わずかに顔をしかめたカカシに、ナルトが歯を見せて笑った。 「だーめ。これが夏だってばよ」
息が詰まるような暑い空気 けたたましいくらい鳴く蝉 痛いほど強い日差し 冷蔵庫には冷たい麦茶と、アイス それでもガマンできなくなったら
「これ飲んで終わったら、水遊びしよ」 ナルトの提案に、カカシが頷いた。
全部全部ひっくるめて 二人一緒に夏を楽しみましょう
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ぶっちゃけ夏を楽しめるような余力は小此木にはありませんけどね。暑いのには弱いので。どちらかというと南の地で育ったので、夏はむわっとした空気のイメージです。都会のあの廃熱熱気とはまた違う空気です。子供の頃、夏はずっと四国の田舎で暮らしていたので、今も夏のイメージはあそこです。あの頃泳いでいた川にはもう水がなくなってしまいましたが。あと台風が来て夏期講習休みになる小此木と休みにならない弟。
では逃げます。おやすみなさいませ。
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