地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2008年09月07日(日) もそりもそり

トップに素敵アンソロの告知頁へのリンク張りました〜。けものですって奥様!どうしましょう(あなたがどうしましたよ小此木さん)カカナルオンリー近づいてきましたね〜楽しみです、うほっ!その前に〆切地獄が待っていたりもするんですが気にしないv(気にしましょうね小此木さん)

相変わらず文章が復帰しないのでリハビリ兼ねてだだーといそぎ殴り書き。これくらいの息抜きは…!

*** 寝る前に ***

この人は望むことも望まないことも与えてくれるのだ

かちこちと壁で秒針が時を刻む。もうすぐ、日付が変わろうとしていた。
「なーると。ナルト君」
猫なで声でカカシが名を呼ぶ。むっつりと黙り込んだまま、ナルトは巻物から視線をそらさなかった。
カカシの手が伸び、ナルトを膝の上に抱き上げる。背後からぎゅと抱きしめておいて、カカシはため息をついた。
「お前ね。そんな大技、一朝一夕に覚えられるわけないでしょ」
ナルトの手にある巻物は、火遁系の上級術について書かれたものだ。ナルトの手に力がこもり、巻物にシワがよる。くやしそうにナルトの顔がゆがんだ。
「おぼえられるもん」
小さく呟いて、ナルトが唇をかむ。カカシの指先が暗号化された文面を追った。
「意味もわかっていないくせに、よく言うねぇ」
ナルトの視線は最初の段落を右往左往するばかりで、前には進んでいない。カカシの指摘に、ナルトの表情が泣きそうにゆがんだ。カカシの腕がナルトの身体に巻き付く。
「明日、基本教えてやるよ」
優しい声でカカシが言う。ナルトがうつむいた。巻物は破れそうなほど強く握りしめられていた。
カカシの手がナルトの頭を撫でる。
「だから、オレと一緒に寝て?」
甘えた声で囁かれ、ナルトの耳が一気に赤くなった。三十秒ほどたって、ナルトの身体から一気に力が抜ける。
「………なんで」
「だって一人はさびしーし」
呆れた声のナルトに、飄々としてカカシは答えた。ちゅちゅと音を立てながら、カカシの唇がナルトの顔に降る。
「ナルトが一緒じゃないと寝れないもん」
子供のような物言いをするカカシに、ナルトが不愉快げに眉根を寄せる。
(うそばっかり)
ナルトが居なくても、カカシは眠れる。どんな状態でも眠らなければ、疲労が回復しないからだ。そうでなければ、忍びなど務まらない。
(大人のくせに)
だがナルトが居ないとカカシの心が安まらないというのも、また事実としてナルトは知っていた。知りたくなどなかったが、この大人(と大人の周囲の人々)がそれはもう懇切丁寧に教えてくれたので、さすがのナルトも覚えてしまったのだ。
大きなため息をつき、ナルトは巻物から手を離した。カカシの手がナルトの顎にかかる。
大人しくカカシの手に従って背後を振り返れば、視線があった。灰蒼色の瞳が、うれしそうにナルトを見つめている。ナルトは引きよせられるように、その瞳を見つめた。
『もう寝なさい』じゃなくて、『一緒に寝て』
そして、ナルトがカカシに甘えられると断れないということも、カカシはしっかりと学習していた。ナルトにとってはありがたくないことに。カカシの言動が意識してのことなのか、無意識なのかはナルトにはわからない。わからないのだが。
「……せんせーってさぁ」
思わず言いかけてナルトは口をつぐんだ。カカシが不思議そうに首を傾げる。
己が口走ろうとしたことに気づき、音を立ててナルトの全身が赤くなった。
ぷい、とナルトがそっぽをむく。
「やっぱ言わない」
「なによ」
些か不満そうにカカシが問い返す。だがナルトはそっぽを向いたままだ。
その態度にカカシはふて腐れて、ナルトにのしかかった。
「言わないとちゅーするよ」
カカシがナルトをにらみ付けて言う。頬を赤くしたまま、ナルトもカカシをにらみ返した。
「…言ったらしないのかよ」
ナルトの問いに、カカシが虚をつかれる。数秒考え込んだ後、カカシはナルトに抱き寄せた手に力を込めた。
「します」
あまりにはっきりと言われ、ナルトが少々呆れ顔になる。ナルトの手が伸び、カカシの頭を抱き寄せた。
「はずかしー大人」
「お前相手になりふりかまう余裕なんか、なーいの」
ナルトの憎まれ口に、いけしゃあしゃあとカカシが答える。ちゅ、と軽く唇が触れあい、ナルトの体温があがった。カカシがニッコリと笑う。
「だから、ちゅーして?」
甘えた声で強請られ、ナルトが言葉を失った。真っ赤な顔でカカシをにらみ付けるが、効果はない。悪びれもせずにカカシが言う。
「オレのこと放置したナルトがわるいんでしょ」
いい年した大人に子供のようにすねてみせられては、ナルトが大人になるしかなかった。ため息を一つつき、ナルトが覚悟を決める。
「あーもう!目とじる!」
ナルトに言われ、素直にカカシが目を閉じた。大人しく従われ、ナルトが言葉に詰まる。
(……しょーがないってば)
一旦気が抜けてしまえば、ナルトにも睡魔が襲ってきた。だが眠る前に、ナルトはカカシの機嫌を取らなくてはならない。
「う〜〜」
自分から口づけるのは未だに恥ずかしかったりするが、カカシは大人しく目を閉じて待っている。カカシが浮かれている気配が伝わってきて、ナルトは拳を握りしめた。
(なぐってやりてぇ)
恥ずかしいことこの上ない。だが、了諾したのは自分だ。しかも、少しワクワクしていたりする。これではカカシと同じだ。
(あーあ)
情けない、と自分に突っ込んでみても意味はない。逸る心を抑えて目を閉じると、ナルトはぎゅっとカカシを抱きしめた。

*****

うちのバカップルがバカップルすぎる件について。ちょっと我に返って恥ずかしくなりました。そして話の尻すぼみ加減に情けなくなりました。オチってどうつけるんでしたっけ…うう…。ところでこれカカナルって言っていい、です、よ、ね…?攻が受に甘えるのが好きなんですすみません…!最近ワンコネタを暖めているので、カカシがいっそうひどくなっている気がします…申し訳ありません…(涙)

話変わって絶望先生はおなごがいっぱいでウハウハしますが何故かホモ萌えです。ホモ萌えといえばぜっちるオンリー日が変わって行けるようになったですよ、ひゃっほう!


私信>語るまではいうかずとも楽しそうでしたよ縛り



小此木 蘇芳 |HomePage