地徊営業日誌
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です…すみません、見逃して……
あれ、初めて???まぁたまには大きいのも。 ええと、二部ナルトのつもり。↓
*** ぼくの ***
「せんせー、いるー?」 ドアを開けて、ひょこりとナルトが顔を出す。カカシが本から顔を上げた。 「居るように見えない?」 「センセーってば信用ならないし」 呆れたようなカカシの声にも、ナルトは平然としている。ソファに座ったカカシに近づくと、ナルトは上からカカシを見下ろした。そのまま、しばしカカシの頭を見つめる。 「…なんなの」 さすがに居心地の悪さを感じて、カカシは問うた。ナルトが目を反らして何やら考え込む。それから、にか、とうれしそうに笑った。 「なーんでもない」 腑に落ちない返事に、カカシが顔をしかめる。ナルトは大きく口元を引き上げると、カカシに向かって飛びついた。 「とう!」 「こらこら」 三年前より大きくなった体を、カカシが受け止める。カカシの膝の上でぎゅうと丸くなって、ナルトはご機嫌だ。カカシがかすかに微笑む。 「大きくなったと思ったのにねぇ」 そう言って昔のように背中を軽く叩いてやれば、うれしそうにナルトが微笑んだ。 「いーの!これってば、自分ご褒美!」 「どこで覚えてきたの、そんな言葉」 悪びれないナルトに、カカシが苦笑する。ふと、カカシは良いことを思いついた。 「じゃぁさ」 ナルトの顎に手をかけ、上を向かせる。ナルトが不思議そうにカカシを見上げた。 カカシが人の悪い笑みを浮かべる。 「オレにもご褒美」 ナルトが目を丸くする。カカシの唇が、ナルトの唇に重なった。 「ん…っ」 瞬間、ナルトは思わず目を閉じた。カカシの手が、ナルトの襟足を優しくなでる。唇と手から与えられる感触に、一瞬強張ったナルトの表情は、すぐにとろんと緩んだ。 ナルトの表情を愛でながら、カカシも目を細める。カカシの優しい視線に、ナルトの心がふわりと軽くなった。朱色に染まったナルトの頬を、カカシが愛おしそうに撫でる。 「は…ふ……」 深くなる口づけに、ナルトが苦しそうに眉根を寄せる。それでも止めて欲しいとは思わず、ナルトはカカシの袖を掴んだ。もっと、と急かすように自分から唇を押しつける。 唇がはなれる頃には、ナルトは酸欠に陥っていた。顔を真っ赤にして、カカシにもたれかかる。カカシは呆顔でそんなナルトを見つめた。 「……まさかとは思うけど、呼吸の仕方忘れた?」 鼻を指さして、呆れたようにカカシが問う。うう、とナルトは悔しそうにうなった。 「しょーがね…じゃん…ずっとしてなかったんだし……」 肩で息をつくナルトに、カカシがため息をつく。額を抑え、カカシは首を横に振った。 「情けない…」 「う、うるさいってば!!」 うがぁ、とナルトは叫んだ。それから、ハッとしてしてカカシに詰め寄る。 「センセーはオレ以外のヤツとしてないだろうな!」 自分はすっかりタイミングを忘れてしまっていたと言うのに、カカシは普通に呼吸していた。よもや浮気したのではあるまいな、とナルトはカカシを睨んだ。 カカシが思いっきり呆れ顔になった。 「なんでそうなるかな…」 「なんだってばよ!」 明後日の方向を向いてため息をつくカカシに、ナルトが詰め寄る。カカシはそっぽを向いたままだ。 ナルトは段々不安になってきた。カカシのことは信じているが、どうにもフラフラしている所があるから心配だ。そのために、サクラにも見張りを頼んでおいたのだが。 (ま、まさか…) ナルトの背筋を冷たい物が駆け下りる。不意に、カカシがナルトに視線を戻した。 泣きそうになっているナルトに気付き、苦笑する。 「なんて顔してるの」 困った子だね、と言い、ナルトの目元を拭ってやる。何か悔しくなってナルトは頬を膨らませた。カカシがナルトの頬に口づけを落とす。 「浮気なんてしなーいよ。ナルトに嫌われたらやだもん」 「…ほんと?」 「ほんと」 ナルトはカカシの顔をじっと見つめた。どう見ても、うそをついているようには見えない。ややあって、ナルトの口から、安堵の息が漏れた。 「…嘘ついたら針千本だってば」 唇を尖らせ、ナルトはカカシの胸に頭をもたれさせた。カカシがその髪を大事そうに梳く。 「お前が選んだ恋人を、信用しなさいって」 「う……」 恋人、という単語に、ナルトが真っ赤になる。その顔を見られるのが嫌で、ナルトはカカシの胸に額を押しつけた。 (くそっ) あれから三年経つと言うのに、相変わらず振り回されている気がする。悔しくて、ナルトは眉根を寄せた。何とかぎゃふんと言わせてやりたいが、良い案が思い浮かばない。 ナルトの頭を撫でながら、カカシがため息をついた。 「でも、これじゃ当分キスはお預けかな」 何気なくつぶやかれた一言に、ナルトが目を見開く。驚いてナルトは飛び起きた。 「なんで!?」 「なんでって…お前息できないんでしょ」 さっき気失いかけたくせに。カカシの突っ込みに、ナルトが返答に窮する。 だが、ナルトも引き下がれなかった。 三年。三年である。これで、思う存分カカシと居られると思ったのに!目指せ、イチャパラ生活! うずまきナルト15歳。自分に対する身近な大人二人の影響について、真剣に里上層部で議論されているという事実を彼は知らない。 ナルトは決意を決めると、握り拳でカカシに詰め寄った。 「修行だってば!」 修行、の二文字に、カカシが目を丸くする。ナルトは鼻息荒く叫んだ。 「こんなの、カンさえ取り戻せばすぐだってばよ!オレってば火影を越える男!」 (いや、それは関係ないと思うよ) カカシは心の中でだけ突っ込んだ。燃え上がっているナルトに何を言っても無駄だと知っている。 ナルトはカカシの首に腕をまわすと、カカシを睨み付けた。目尻がほんのりと染まっている。 「…つきあってくれんだろ?」 他の人間とするなんて、冗談じゃない。 カカシが笑った。 「もちろん」 他の人間とされるなんて、冗談じゃない。 利害が一致したところで、話はまとまった。 にま、とナルトが満面の笑みを浮かべる。カカシがどこか諦めたように、それ以上にうれしそうに笑った。 「いつまでたっても、お前には振り回されっぱなしだな」 カカシの言葉に、こっちの台詞、とばかりにナルトが眉を顰める。それ以上の反論は許さず、カカシはナルトを抱き寄せた。
修行がうまくいったかどうかは、二人だけが知っている。
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久々殴り書き!土曜提出の資料がこれぽっちも出来上がっていないので本日はこれにてどろん!うひゃぁ、やばいやばい(だめ人生)
しばらく書かないとやはりだめだなぁという見本(涙)失礼しました!(脱兎)
こんなん書きましたが、うちのスタンスはあんまり変わらないようです(爆)だって七班が好きなんですもの…!!ナルコは相変わらず17歳メインですが(笑)
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