地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2005年04月10日(日) 逃避

七班?初っぱなからオチがわかる話↓

*** 春爛漫 ***

薄紅色の春の色

「あー、もうすぐ咲くねぇ」
木々を振り仰いで、カカシが呟く。道を覆うように延びる枝の先は、どれも色を帯び初めていた。カカシの隣で同じように上を見て、ナルトがうれしそうに笑う。
桜の蕾はふくらみ、後は開くだけになっていた。
「春だってばよ!」
「ここんんとこ、暖かかったからね。今週末は花見かな」
呑気な会話を交わす二人に、サスケは溜息をついた。曲がりなりにも、今は任務の最中である。もうちょっと緊張感があっても良いのではないか、と思うが、言っても無駄なことはわかっている。
ナルトがうれしそうに呟いた。
「きっと綺麗だってば」
一直線に伸びた道の左右を覆う桜は、もう少ししたら天を薄紅色に染めるのだろう。淡い桜色のその風景を思い、ナルトは知らず微笑んだ。
「花見酒ってうまいんだよね」
こちらは何を想像しているのか、うっとりとカカシが呟く。
「…やめろ、おっさん」
げんなりとして、サスケが突っ込みを入れた。ナルトも呆れたように顔を顰める。
「風情がないってばよ…」
「失礼な子らだね。いいでしょ、それくらい」
二人から批判され、カカシが肩をすくめた。サスケが頭を抱える。
「花が咲いたくらいで、なんで酒を飲むんだ。そんなもの…」
淡い、白と見まごうような薄紅色の天。どこまでも続く春の色。美しいその色は、いつだって。
「お待たせ!出発できるわよ!」
唐突に、目の前が桜色で覆われ、サスケは目を奪われた。
目を丸くするサスケにつられて、サクラも目を丸くする。
「どうしたの、サスケ君」
凝視され、サクラは思わず頬を染めた。サクラの髪が風に吹かれ、空に広がる。
いつも傍にある、美しいその色。
「!!」
自分が無意識にイメージしていたことに気付き、サスケは真っ赤になった。ぷ、とカカシが吹き出す。
「そうだね。サスケはそんなの、いつでも見てるもんな」
カカシの台詞に、ナルトが首を傾げた。馬鹿にしたようなカカシの台詞に、サスケが頭に血を上らせる。
「てめ…!!」
「え、ちょっと何の話?」
話が見えず、サクラが目を白黒させる。サクラとサスケの顔を見比べていたナルトは、不意にサスケの赤面の理由に気付いた。軽蔑するようにサスケを見る。
「…むっつり…」
「!お前に言われたくない!」
ナルトまで馬鹿にされ、サスケの顔が火を噴きそうになった。どうしたらよいかわからず、サクラが右往左往する。
微妙な緊張感の中、とうとうサクラが切れた。
「何なのよ、三人とも!」
サクラが叫ぶが、誰も答えない。それどころか、揃って背中を向けてしまう。
「さてと。出発しますか」
「センセー、週末はオレらと花見なんだからな!」
「…うすらとんかちどもが…っ」
「ねぇ、何なのよ!?ちょっと!」
歩き出した三人の背中にサクラが怒鳴る。いったい何だというのか。
三人が揃ってふり返った。
「何でもなーい」
三者三様の表情で告げられ、サクラが首をひねる。

うちのお姫様が一番、という話


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あれ、この話前も書きましたっけ?あれ?(汗)ええと、見逃して頂けるとありがたく。始業15分前にチャリを飛ばしながら、こんなことを考えている小此木さんの脳みそはおめでたいです。
白と見まごうような薄紅色の天、とは通勤路の桜並木を見て思ったこと。空が桜で覆われて、そんなイメージだったのです。こちらの桜は明日には散りそうです。残念。

何からの逃避かは秘密ですv(震)うう、文章がへなちょこですよ…駄目駄目ですね…精進精進


小此木 蘇芳 |HomePage