地徊営業日誌
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七班?初っぱなからオチがわかる話↓
*** 春爛漫 ***
薄紅色の春の色
「あー、もうすぐ咲くねぇ」 木々を振り仰いで、カカシが呟く。道を覆うように延びる枝の先は、どれも色を帯び初めていた。カカシの隣で同じように上を見て、ナルトがうれしそうに笑う。 桜の蕾はふくらみ、後は開くだけになっていた。 「春だってばよ!」 「ここんんとこ、暖かかったからね。今週末は花見かな」 呑気な会話を交わす二人に、サスケは溜息をついた。曲がりなりにも、今は任務の最中である。もうちょっと緊張感があっても良いのではないか、と思うが、言っても無駄なことはわかっている。 ナルトがうれしそうに呟いた。 「きっと綺麗だってば」 一直線に伸びた道の左右を覆う桜は、もう少ししたら天を薄紅色に染めるのだろう。淡い桜色のその風景を思い、ナルトは知らず微笑んだ。 「花見酒ってうまいんだよね」 こちらは何を想像しているのか、うっとりとカカシが呟く。 「…やめろ、おっさん」 げんなりとして、サスケが突っ込みを入れた。ナルトも呆れたように顔を顰める。 「風情がないってばよ…」 「失礼な子らだね。いいでしょ、それくらい」 二人から批判され、カカシが肩をすくめた。サスケが頭を抱える。 「花が咲いたくらいで、なんで酒を飲むんだ。そんなもの…」 淡い、白と見まごうような薄紅色の天。どこまでも続く春の色。美しいその色は、いつだって。 「お待たせ!出発できるわよ!」 唐突に、目の前が桜色で覆われ、サスケは目を奪われた。 目を丸くするサスケにつられて、サクラも目を丸くする。 「どうしたの、サスケ君」 凝視され、サクラは思わず頬を染めた。サクラの髪が風に吹かれ、空に広がる。 いつも傍にある、美しいその色。 「!!」 自分が無意識にイメージしていたことに気付き、サスケは真っ赤になった。ぷ、とカカシが吹き出す。 「そうだね。サスケはそんなの、いつでも見てるもんな」 カカシの台詞に、ナルトが首を傾げた。馬鹿にしたようなカカシの台詞に、サスケが頭に血を上らせる。 「てめ…!!」 「え、ちょっと何の話?」 話が見えず、サクラが目を白黒させる。サクラとサスケの顔を見比べていたナルトは、不意にサスケの赤面の理由に気付いた。軽蔑するようにサスケを見る。 「…むっつり…」 「!お前に言われたくない!」 ナルトまで馬鹿にされ、サスケの顔が火を噴きそうになった。どうしたらよいかわからず、サクラが右往左往する。 微妙な緊張感の中、とうとうサクラが切れた。 「何なのよ、三人とも!」 サクラが叫ぶが、誰も答えない。それどころか、揃って背中を向けてしまう。 「さてと。出発しますか」 「センセー、週末はオレらと花見なんだからな!」 「…うすらとんかちどもが…っ」 「ねぇ、何なのよ!?ちょっと!」 歩き出した三人の背中にサクラが怒鳴る。いったい何だというのか。 三人が揃ってふり返った。 「何でもなーい」 三者三様の表情で告げられ、サクラが首をひねる。
うちのお姫様が一番、という話
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あれ、この話前も書きましたっけ?あれ?(汗)ええと、見逃して頂けるとありがたく。始業15分前にチャリを飛ばしながら、こんなことを考えている小此木さんの脳みそはおめでたいです。 白と見まごうような薄紅色の天、とは通勤路の桜並木を見て思ったこと。空が桜で覆われて、そんなイメージだったのです。こちらの桜は明日には散りそうです。残念。
何からの逃避かは秘密ですv(震)うう、文章がへなちょこですよ…駄目駄目ですね…精進精進
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