地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2003年01月09日(木) えかきうた

本日実験室のホワイトボードにどら○えもん絵描き歌を描いていたのは私です。眠かったのですよ。決して三桁のサンプルの山に逃避していたわけではなく。

そろそろサクラちゃんにお会いしたいです↓


*** くえすともーど 旅立ちの章〜サクラ〜 ***

ゆるゆると世界は破滅に向かっていた。月が、落ちてくるのだ。
空に浮かぶ月を見上げ、サクラはきつく唇を噛んだ。
もう、何百年になるだろうか。
サクラが今所属する天文台は月の位置を測定し、その距離を計算し、いつ世界が滅びるのかということばかりを教えてきた。
それは微々たる修正を加えながらも、確実に歩みを進めている。
「絶対に、間違ってなんかいない」
きり、と爪を噛みサクラは呟いた。腕の中には破り捨てられた論文がある。ここ数年の観測結果をまとめあげ、サクラが築き上げた論文は天文台の長老達によって破り捨てられた。
きり、と爪に食い込む力が強くなる。
「絶対に、あるんだから」
ここ数年、確かに月の落ちる速度が変化している。目に見えぬ変化は、しかし数式の上でははっきりと現れていた。
遠からず、月は止まる。
元の動きに戻らぬ限りは。
指先に痛みが走った。皮膚が切れるがそんなものに構う余地はない。
子供に何がわかると言われた。
人よりわずかに頭の回転の速かったサクラは、幼い頃より天文台に入門していた。生きてきた年数が少ないというだけで、大人達はサクラの考えを間違えだと決めつけて検証もしない。
大きな月がゆっくりと地上めがけて落ちている。
「原因が、それさえわかれば」
物事には全て要因がある。月が止まるのであればその要因がどこかにあるはずだ。
-----月を止めるほどの何かが
それさえわかれば。
今年に入ってから月は再び元の動きに戻ろうとしていた。
「見つけてみせる」
世界は足掻くことに疲れているようだった。緩慢に続く滅びに疲れ果て、全ての予兆から目を反らそうとしている。
「……ぜーーーったいいい男見つけて幸せになってやるんだから!だからあんたが落ちてきたら困るのよ」
『ぜーーーーったい幸せにするんだってば!』
それは城のはずれで会った少年の言葉だった。世界を滅ぼさせたりしないと息巻き、それをしてみせると大人達にくってかかった。
サクラは窓から両手を広げると論文を投げ捨てた。風に煽られそれらはどこかへ消えてゆく。
サクラは天を睨んだ。
「幸せになりたいの」
だから、止めてみせる。

その日、魔法使いが勇者の仲間になった。


******

肝心要のサクラちゃんとナルトの出会いがないと言うのはどういうことよと思われそうですが(本当にな)サクラちゃんの旅立ちはこんな感じ。もうこれ以上は脳が回りません。くえすともーど、飴2に全部乗っけたいのですがどうなることやら。サスケが仲間になるのはこの後です。結構せっぱ詰まっているこの世界。くえすとですからねぇ(何じゃそりゃ)
戦う乙女は好きです。生半可じゃない決意をもっていればなおさら。ので髪切った時のサクラは特に好きです。あんな風に強く前を向いて生きるサクラを書きたいです。


小此木 蘇芳 |HomePage