地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年10月14日(月) あはん

どーしても新刊のページ数が合わなかったのでページ増やしてみました。でも表紙の裏に奥付と前書き入れればたりたやん、という事実に今気付きました。っていうかまだ原稿やってるのか、私!!
小此木は元気です。アホみたいに元気です。咳は止まってないけど(苦笑)


何度目かわからぬ日記消去事件に業をにやして(何度も同じミスをするほうが馬鹿)clearキーの機能を全部消してみました記念
「もしもパパが生きていたらシリーズ(になったらいいな)」パパファンは見ちゃダメです↓


*** パパ式子守の方法 ***


四代目火影は呆けていた。目尻をだらしなく下げ、目の前ですやすや眠る赤子を見つめる。
「かっっっ」
握り拳で何やら蹲っている上司に、カカシは不信の眼差しを向けた。今度は何だというのだろうか。
現在天下の火影室を飾る物は赤ん坊用のおもちゃである。
「っっわいいなぁ、ほんとに!!」
ぐわば!
眠っている赤ん坊を力一杯四代目が抱きしめる。が、された方にしてみればたまらない。
「ふっ」
まだ十分に生えそろってない眉毛をひそめて拳に力を込める。次の瞬間、ナルトは火がついたように泣きだした。
「ど、どうしたんだ、ナルト!!」
「何やってんだ、あんたは!!」
ナルトの鳴き声に慌ててカカシが駈け寄る。カカシから庇うように四代目はナルトを益々強く抱きしめた。
「近寄るな、カカシ!君のせいでナルトが泣いちゃったじゃないか!!」
「近づかないからナルトをはなせ!いい加減力加減を覚えろよ、この馬鹿!!」
「なに〜?馬鹿って言ったな!?馬鹿って言う方が馬鹿なんだぞ!?ばーかばーか、カカシのばーか!」
「あほかぁぁぁぁ!!」
史上最年少で中忍に昇格した少年は、力の限り上司を罵った。すでに「無表情で生意気な」天才少年の名はない。
その間も四代目の腕の中でナルトは泣き続けていた。その声がどんどんか細くなっていっていることに気付き、カカシは慌ててドアまで下がる。
「わかった、オレはこの部屋を出てゆく。そうすればしばらくこの部屋はあんたとナルト二人ッきりだ。だからナルトをベッドに寝かせろ、な?」
はっきり言って引くなどとんでもなかったが、ナルトの命を守る方が先決である。救いを求めるように己に伸ばされている小さな手に胸が痛む。
「ほんとーだね?」
カカシの提案にナルトを抱きしめる四代目の力が緩んだ。横から伸ばされた手に気付いてナルトの叫びが止まる。
「はい、そこまで」
静かな声と共に、四代目の腕の中から温もりが消えた。
目を瞬かせながら振りかえれば、奥さんがにっこり笑ってナルトを抱いている。母親の腕に抱かれ、安心したようにナルトは泣きやんでいた。
「あれ?あれ?どして?ナルト返してよ」
泣きそうになりながら四代目が手を伸ばす。それをするりと交わすと奥さんは夫に微笑みかけた。
「今から会議ではありませんでしたか?あなた」
「そ、だけど。ね、ナルト返して」
我が儘で知られる四代目といえども奥さんには強く言えない。何とも言えない情けない表情に、カカシは大きな溜息をついた。
「お仕事、終わりましたらね?」
にーーこり。有無を言わせぬ笑顔である。
笑顔の圧力に四代目はショックを受けた。奥さんのこの笑顔は……間違いなくお怒りである。
「あ、あのね、奥さん。僕、仕事さぼってなんか………」
「ええ、存じてますよ?あなたはちゃんとお仕事をしてくださってますもの。ただ、ね」
ふんわり、と奥さんが微笑む。そして息子の代わりに夫の手に一枚の紙を渡した。
『木の葉の里保育士協会主催・パパのための育児教室』
「一度、ちゃんとお勉強してくださいませ」
日に十回は息子を窒息寸前まで抱きしめ、二十回は息子を泣かしたと言いがかりをつけ部下を追いかけ回し、順調に仕事の山を築いて行く夫に、そのつけを回されていた奥さんがついに切れた瞬間であった。
その後の四代目の仕事ぶりは例をみなかったという。

そして迷惑をこうむった者がもう一人。
「そうそう。お目付役よろしくね、カカシ」
あっさりと下された任務に、カカシは真剣に里抜けを考えた。


*****

パパ子守してないじゃん!ナルトとカカシがパパの子守してるよ(笑)
うちのナルママは里の幹部のお一人なので、爺様と一緒にパパの後始末をしなくてはならないのです。キャラ被ってるというツッコミは悲しいので許してください。ちなみにパパの性格は母親似(笑)
………うちのパパこんなんですが。いいんすかぁ………?


小此木 蘇芳 |HomePage