地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年04月07日(日) 幸せ〜

今日は久々に街に出ておいしいものを食べてきましたv幸せでした〜vv茶は良いです、茶は。でも武夷岩茶高くて・・・紅砲高すぎ・・・欲しかったけど無理でした。福岡のホークスタウンにある中国茶屋が大好きで行くと二時間はそこで茶を飲んでいるのですが(そして大抵相方と対談をしている)久々にすごく行きたくなりました。ぶちぶち行ってたら風乃に帰省しろよと言われましたが(小此木の実家は福岡です)でもGWはイベント巡りなのですよね〜。スパコミも一般で行く気だし。


大人げない人たち。代理父頑張る↓

***ラーメン***

おかしい。
イルカは悩んでいた。最近ナルトからのお誘いが来ない。
「イルカセンセー!」
前なら一週間に一度はそう言って飯をたかりに来ていたはずなのに、ここしばらくぱったりとそれが止んでいた。それどころかイルカと会うと気まずそうに視線を反らしそそくさと別れてしまう。
(おかしい。これはどうしたことだ。オレなんかしたかなぁ〜)
確かに給料日前だろうと何だろうとやってきて飯をたかるナルトに文句は言ったことはあったが、ナルトは今までお構いなしだった。急に態度を変えるなどということは考えられない。
ぐっとイルカは拳を握りしめた。悩んでばかりでは解決しない。ここは一発本人に直接聞くべきだろう。男海野イルカ一大決心であった。何しろ最近ではこの食事会が唯一のナルトとの会話の場である。
ナルトの居る第7班の任務状況は把握している。今日は里はずれの畑の草取りで、そろそろ終わっているはずだ。そう思い畑に向かえば、ちょうどその任務を終えた所だった。
「あ、イルカセンセー!」
ナルトがイルカに気付き駆け寄ってくる。その満面の笑みにイルカも釣られて微笑んだ。
(は!?)
瞬間襲った殺気にイルカが凍り付く。慌てて殺気の放たれた方を見れば、カカシとサスケが呆れたように立っているだけだった。
(気、気のせいか?)
「どーしたってば?」
イルカの様子が変な事に気付き、ナルトが小首を傾げる。イルカは我に返ると腰を屈めた。
「あのな、今日・・・」
食事でも一緒に、言おうとし瞬間、身の毛もよだつような殺気がイルカを襲った。慌てて顔を上げればやはりそこには我知らずと言った風情のカカシとサスケ、そして呆れ顔で二人を見つめるサクラが居るだけだ。
「センセー?」
ナルトが不思議そうに小首を傾げる。ドキドキする心臓を押さえて何とかイルカが言った。ここでひいてはいけない。引けば負けを認めたことになる。
「い、いや・・・一楽にでも行かないか、と・・・」
おも、って・・・・
案の定、先ほどまでとは比べ物にならないほどの殺気がイルカの上にのし掛かってきた。
(くっ・・・・!!)
ナルトが鈍いのを良いことに好き放題に殺気を送るカカシとサスケに、サクラが深いため息をもらす。
イルカの問いにナルトは一瞬顔を輝かせたが、すぐにしょんぼりと肩を落とした。
「・・・行かない」
その一言は殺気以上にイルカを地の底に突き落とした。
「な・・・な・・・なんで・・・?」
「だってさ、オレこの前先生の家計簿見たんだってば。オレ・・・あんなに先生が生活に苦しんでるなんてしらなくってさ。もう、もうイルカ先生とはご飯たべないってば!!」
叫ぶなりナルトはイルカを置いて猛ダッシュでその場を立ち去ってしまった。
「あ〜あ、泣かした」
「最低だな、生徒を泣かすなんて」
呆れたようなカカシとサスケの声にイルカが凍り付く。そのまま石像と化したイルカはきれいに無視してカカシが手にした本を閉じた。
「さてと。ナルトを慰めに行くか」
「あ、てめぇ!」
いつも如く繰り返されるカカシとサスケの争いにサクラが深い深いため息をつく。つきながらもサスケの襟首を掴んでいる辺りはさすがだ。
「諦めたら?」
去り際に告げられたサクラの一言に、イルカは打ちのめされた。カカシが消え、サスケを無理矢理引きづったままサクラが消えてもイルカは動けなかった。


そして次の日。
「イルカセンセ!」
ひょっこりと窓から覗いた顔に、イルカは意識を取り戻した。ゾンビのようだった顔に生気が戻る。
「どうした、ナルト〜」
「あのさ、あのさ、今日一緒にご飯食べようってば!」
満面の笑みのナルトのお誘いに、イルカが人間に戻った。ナルトが照れくさそうに鼻をこする。
「あのさ、あのさ、オレってば先生とご飯食べる時って絶対奢ってもらうじゃんか。それって当たり前だと思ってたけど、でもさ、別に奢って貰えなく立ってご飯は一緒に食べれるしさ」
だから、一緒にご飯食べよ?
ナルトの言葉にイルカは仏を見た気がした。感涙にむせび泣くイルカにナルトがうれしそうに言う。
「だから、今日はカカシ先生がイルカ先生の分も奢ってくれるって!よかったね、イルカ先生。これでご飯食べれるってばよ」
にこっ。全く持って他意のないその言葉は、イルカを再び地獄にたたき落とすのに十分だった。

その日いちゃつく上司と部下の隣で一人孤独にラーメンをすするイルカの姿があったとか。


******

代理父敗北。この時点でまだカカシとナルトは付き合っていません。付き合っていたらもう少し頑張ってくれたでしょう。こうした日々の積み重ねでナルトを無事落としたんですね、カカシ先生v
餌付けと裏工作でナルトを落とす上忍・・・いいなぁ。


小此木 蘇芳 |HomePage