地徊営業日誌
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眠いですv(寝ろ)
イルカとカカシの対話書いてたんですが真面目にうちの二人互いが嫌いな模様です。
ふと↓
***君の手***
たぶん、それはそんなに小難しい理由ではなくて。 味方はかなり増えたけど、ナルトに対する里人の迫害がまだ続いているとか。 上層部の中に自分とナルトを引き離そうとする声があるとか。 さらに強くなりすぎたカカシ自身に対する危惧の声とか。 そういった未来に対する怒りや不安などではなくて。 ただ、小さな手が自分の手をしっかりと握っていてくれて。 そうやって二人並んで見た夕日がひどくきれいだったという、ただそれだけのこと。 「あのさ、ナルト」 手に力を入れて呼びかければ、何?と言うようにナルトが顔を上げる。 「夕日はきれいなものなんだね。すごい赤」 そう思ったので素直に言ったら、ナルトは小さく噴出した。 「当たり前だってばよ。センセーってば知らなかったの?」 からかわれたと思ったのか、おかしそうに言われたその言葉に、カカシはただ黙って微笑む。 だって本当にきれいだと思った。 今まで何度見てきたかわからない景色。初めてきれいだと思った。 ・・・ああ、夕日とはこんなにも紅いものなのだ。 「もっと色んな物見たいな・・・」 きっと自分はこうやって色んな物を見逃してきたのだろう。世界は広いから他にも美しいものはあったろうに、それに気付かずにただ過ぎ去ってきたのだろうか。 そう考えるとひどくもったいないような気がしてきた。 「ナルト、世界を見に行かない?」 いつのまにか自分の胸の辺りまで成長した頭を見下ろして問う。ナルトは目を丸くした。 「はあ?なに言ってんだってばよ。世界ってどこ行くんだってば」 呆れた様に言うナルトに、カカシはにっこりと微笑んだ。 「世界は世界だよ。世界中、どこにでも。きっと楽しいよ」 何か言おうとして、ナルトは泣きそうな顔をした。泣きそうなのに無理に笑おうとするから変な顔になる。潤んだ瞳が夕日を反射して光った。 「夕日、きれいだってば・・・」 カカシは微笑んで繋いだ手に力を込めた。痛いほど強く握られたが、ナルトは何も言わなかった。変わりに精一杯の力を込めて握り返す。 「・・・・・オレは重いってばよ」 「うん、知ってる」 「途中でイヤになって離すって言っても許さないってば。それでもいい?」 「お、生意気。それはこっちの科白」 ひとしきりどつきあって、やがて二人は顔を見合わせ微笑んだ。 「それじゃ行きますか」 手をつないで二人何処までも。
小難しい理由などいくらでもあった。 捨てたくない物もたくさんあった。 それでも、ただ。 繋いだ手は温かく触れる鼓動は優しく。 そうやって二人一緒に見た世界は泣きたいほどに美しかったのだ。
二人、生きていた。
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文章になってない気が・・・(汗)いや、いつものことですが・・・。 生きているのは幸せになるためだと私は思うのです。そのための努力は必要だと。
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