SEO対策 のんべんだらり。

6ヶ月


今日はDさんはお休み。私だけ出勤。
まだ寝ぼけ眼のDさんをベッドに置いて、部屋を出た。

今日の予約は8時15分。ジャズで有名なお店の2号店で
今夜もジャズの演奏が8時からと10時からの2回開かれるんだけど
私が明日明後日と7時出勤なのを考慮して、今夜は食事だけにした。
・・・Dさんがこのジャズバンドを知っているかも分からなかったし
演奏に間に合うように、と急いでご飯を食べるのも
今回の食事の趣旨と違う気がしたし。

今夜は2人でゆっくり、美味しいお酒とお酒の肴で大人の時間を楽しもう。

家に帰る頃にDさんに電話。
『もう帰るよ』
「今何時?」
『6時15分前』
「もうそんな時間か・・・一旦家に帰ってからそっちに行くんでいい?」
『7時には迎えに来てね』
「了解」

どこに居たの?と聞いたら、一瞬答えに詰まって、「Target」だって。
「君は何でも知りたがるんだなぁ」と言うから、
『知られちゃまずいことだったの?』と言うと「いや、別に」。
別にそんな詮索するつもりじゃなかったんだけどね。

7時15分を過ぎて、さすがに不安になって電話したら「もう着くよ」とのこと。
私も準備万端にして待っていたら、7時20分過ぎに到着。
電話が鳴って下に下りていくと、めずらしくジャケットを着たDさん。
『おおー、おめかししてる!』
「ま、一応ねw」
背広やジャケットに目が無い私なのでDさんが着てくれたのは本当に嬉しかった。
Dさんが「行き先を当てるべき?」と聞くから
『勘が働くかな?』というと、「カニの店?」だって。
『それも考えたんだけど、今回は違いますw』
カニのお店は私がずっと行きたい行きたいって言ってて
「でもいいお店だからちゃんとした機会に行こう」ってDさんに言われた所。
確かに今回こそ「いい機会」なのかもしれないけど、
さすがにカニのお店じゃいかにも過ぎてサプライズにならないもんね。。
「どこら辺に向かいましょうか?」
『Fillmoreあたりでお願いします』
これでDさんがピンときたみたいで、
「割と新しいお店?で、名前はYがつく?」と、もうほぼ分かった様子。
ショーの直前で路上駐車は無理そうだったので
お店の駐車場に停めることにして、係りにキーを渡して私たちは店内へ。

席が出来るまでバーでお酒を頼んで、席に案内された後は
メニューを見ながら2人であれでもない、これでもない、と話をしながら
食べたい料理を決めていった。
最初のお酒が終わったところで、日本酒に切り替え。
ウェイトレスさんのおすすめの銘柄を2種類貰って、飲み比べ。

ご飯の最中に、Dさんが「君の異性に対するウィークポイントってどこ?」
と、聞いた。
異性のどこに魅力を感じるか、という意味らしい。
Dさんは、「Aと付き合ってた時にさ、Aは背の高い人が好きで
背の高い人を見ると『ちょっと隣に行って来てもいい?』って
よく並びに行ってたよ」と、前の彼女の話を始めるから困った。
・・・別に、今はもう全然気が無いんだって分かってるけど、
それでも今日みたいな特別な夜に前の彼女の名前出さなくても・・・ねえ。
『私は背広とネクタイかなぁ、あとは、匂い』
答えたとたんにDさんが爆笑してた。
・・・聞かれたから答えたんじゃん。。
Dさんは?と聞くと、
「うーん・・・別にこれというのは無いけど・・・ああ、でもAと居た時に
Aが満たしてくれていたのはあるなぁ」と、言う。
『背が高い女性?』と聞いたら「うんw」だって。
・・・そうか。Dさんは背が高い女性が好きだから、
自分よりも背が高いAさんと付き合ってても平気だったのか・・・。
「あとJと別れた直後は、アジア人女性ばっかり探してたなぁ。
・・・でも君の事好きになった時にはそんなこと全然気にしてなかったよ」
じゃあ私のどこが良かったのかな。今度聞いてみよう。

ご飯を食べ終わって、デザートの前に私がお手洗いに席を立って戻ってきたら、
何故かウェイトレスさんがチェックを持ってきた。
・・・あれ、デザートは?
不思議に思っていたら、ウェイトレスさんが来て
「ショーに行かれるんですよね?遅くなってごめんなさい」と言う。
『・・・ショーに行くんだったの?w』とDさんに聞いたら
「え、違うの?ww」と、Dさん。
・・・私が席を離れた間に、別のウェイターさんと今夜のショーについて
話をしたらしい。
「彼女が今夜はセッティングしたからよく分からないんだ」と
Dさんは答えたらしいんだけど、相手はすっかり私たちがショーに行くものと
思い込んで、デザートのオファーもせずにチェックを持ってきたというわけ。
『ショーも考えたんだけど、ゆっくりご飯食べたかったし
明日は私が早く出勤しないといけない日だから・・・』と言ったら
「ああ、そうか。うん、まぁそれでもいいよ」と、Dさん。
聞いてみれば今夜のショーのジャズバンドはSFのローカルバンドで
Dさんもよく知っているバンドだったんだとか。
・・・行けば良かったかな、と、ちょっと後悔。

でも素敵な食事とお酒で楽しめたから、まぁいいか。

ショーに行くわけではないので、お会計をした後も少し席で話をしていた。
『さて。今日のディナーの趣旨は何でしょう?』
「あー。そうだった」
『ヒントは6ヶ月』
「6ヶ月?・・・2人が初めてご飯食べた日?」
『それは11月だよ。ってかそれじゃ1年じゃない』
「そうか・・・あ、じゃあFuzio!?」
『そんな普通のデートまで入れたら、記念日がいくつあっても足りないw』
「うーん・・・2人に関すること?」
本当の答えは違ったんだけど、その質問で私があることを思い出した。
『2人に関すること・・・も、ある。2日遅れだけど』
「も?」
『答えが2つになった』
「うーん、わからん」
『離婚が成立したの。申請して6ヶ月経ったから』
「・・・・あ、そうか」
『・・・あれ?』
「もうとっくに終わったと思ってた」
『ああ、ごめんね』
「いや、で、2人に関することって言うのは?」
『Dさんとスタバに行った日。・・・覚えてる?』
「6月・・・あー」
『あれ、6月12日だったよ』
「そうかw」
6月12日。Dさんが元彼女と終わりになると思う、と私に告げた日。
あの日から、今の私たちが始まったんだよね。

「デザート・・・何か食べたいよね」と、Dさん。
『でも10時半だよ』
「どうする?君の家で食べる?」
『アイスクリームくらいしかないけど』
「じゃ、戻ろうか」
結局、家に帰って2人で爆睡。デザートなんて食べる余裕無かったな。。


2007年12月14日(金)


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