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ブランド力。


昨日、Staples(文房具専門店)に行った帰り道、
SF近郊発祥(と言われている)のコーヒー屋、
Peets Coffee & Teaの前の看板が目に止まりまして。

[Now Brewing Decaf Fair Trade!!]

Fair Tradeって、最近よく聞く言葉ですが
要するにアフリカなどの発展途上国から
とんでもなく安く買い叩いていた商品を、
これからは公正な値段で取引することで
発展途上国の経済を立て直す手助けをしよう、って事なんですよね(?)


とってもすばらしいことですよ。ええ。

それにしても、アメリカって、こういう当たり前の事でも
何でもブランドに変えてしまうのが上手いなあ。
コーヒーも「Fair Trade」って付けることで
多少高くなっても売れる、みたいなところがあると思うし。
客の良心に訴えているのか・・・。

実際、うちの会社で今度動かす船の中にも売店を設置して
そこで軽食なども売るつもりなんですけど、
そこのコーヒーでもやはり「Fair Trade」ってわざわざ表示してる。
「Organic」ってつくなら、無農薬か・・・とか、納得しますけど
「Fair Trade」って表示する意味ってどこにあるんだろう。

企業が自分の会社の利益重視じゃなくて、
世界の国々の事もちゃんと考えてますよ、ってアピール?
身近なコーヒー屋やクルーズの会社でもFair Tradeって表示すれば
Fair Tradeの考えがもっと世間に浸透するから・・・って目論見とか??

ビジネスは双方が利益を出して初めて成立するものだし、
これからは搾取ばかりではなくて、相手の国を尊重しないといけない・・・
ま、普通に考えれば当たり前のことなんだけど。

でも、あんまり声高にやられると、
そのアメリカ人ならではの「正義感の強さ」みたいなのに
嫌気が差す時があるんだな・・・。


2006年05月31日(水)


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