| 2006年11月04日(土) |
ボーイ・フロム・オズ[再演] 2006.11.4 1部.2部 |
観てまいりました!ボーイ・フロム・オズ再演!! やっぱり素晴らしい舞台でした!!!
ここから下は多少ネタバレが含まれますので、 ちょっとのネタバレも先入観も嫌だわ〜という方は、 回れ右してくださいね〜〜〜! ではでは、いつものように中途半端なレポになってますが、 それでも良いよと言う方はどうぞ広いお心で 読んでやって下さい〜。 + + + + +
+++++++++ボーイ・フロム・オズ[再演] 2006.11.4 1部.2部++++++++++
去年、オズを見終えた後に思った事は『またいつか、ピーターに会いたい』でした。 その思いがこんなに早くに叶うとは!!!! 本当に心から待ち望んでいた再演です! 今までのサカモトくんの舞台で、これほど『また観たい!』と思ったものは 無かったかもしれません。 そして、今回も見終えた後の感想を素直に言えば 『またいつか、ピーターの会いたい』です。
前回のレポでお話の流れについては書かせて頂いているので、今回は 省かせて頂きます。話の流れが知りたいと言う方は去年のレポを ご参考下さいね。
ミュージカル全体はもちろん変わらないのですが、細かい所が少しだけ 変わっていたりしました。 たとえば、ライザの不在中にピーターが男の子達と遊んでいるシーンで、 ピーターが薬をすって『ハイ』になる瞬間の演技が変わっていました。 去年は、フラッと頭を後ろに倒し気持ち良いという『笑顔』で起き上がる 演技だったのですが、今回は手を顔の横に添え、顔はナナメ下あたりに そっと傾け眉をひそめる悩ましげな表情に。 これがすっっっっごく色っぽいんです!!!! 前回も色っぽくて大好きなシーンでしたが、今回の表情の色っぽさの方が 数段上でした! 「手」って、使い方によってはすごく色っぽいですよね! そのシーンの後のピーターがライザに許しを乞うシーンでも、去年は台本通りに笑わせる感じでしたが、今年は「本気で笑わせてる」感じでした。1部では、サカモトくんがシブキさんの台詞のちょっとした間違えを言ってみて笑わせてたり(良く聞き取れなかったのですが、多分ピーターをピーだけ言ったとか??で、「僕ピーター」と言って笑わせてたようです)、2部では上目使いの甘えた顔と、とても元気のいい返事で笑わせてました。
去年同様に話題になっているグレッグを演じるイザムさんとの キスシーンも変わっていました。 前回は、グレッグがピーターの歌に誘われ「甘く穏やかに唇をかわす」 という感じでしたが、今回はピーターの歌に気持ちを高ぶらせ、 「強い衝動から唇を奪う」といったように見えました。 前回はゆっくり顔を近づけてキスなのに対して、今回はピーターが強く 引き寄せられて強めのキスなので、客席からはあまりじっくり観れなかったかも?去年ドキドキさせられた「音」も無かったですし(笑) でも、個人的には前回よりも意味の有るキスシーンになっている気がして、 今年の演出の方が好きです! ピーターと言う人間にグレッグが引き寄せられて行く場面のようで、 納得のいくキスシーンになってました。
今年も健在だった「お客さんをステージに上げて一緒に腰を振る」演出では、 2部で選ばれた男の子が去年のリトルピーターで、サカモトくん自身も びっくりしておりました! ステージに上げてから、「ちょっと、今だけ舞台忘れても良い?」と、 リトルピーターとの再開を喜んでました。後ろのコーラスをつとめるお姉様も キャーキャーと再開を喜んでいて、サカモトくんに「君はお母さんの目になっているよ」と突っ込まれておりました。
舞台やミュージカルの「再演」と言う物は、良い意味でも悪い意味でも『慣れ』てしまっていて、 正直今回は、前回程の感動は無いだろうなぁ〜と言う気持ちで観に行きました。 観る前には、前回はあまり観れなかった細かい所まで観よう!とか余裕も持っていたのですが、前回以上に感動して、圧倒されて、余裕なんてないまま3時間(×2)を過ごして来ました。 「再演」で、ピーターと言う人物に入り込みやすかった事も影響しているのかもしれません。 でも、サカモトくんの歌声や演技が去年以上に素晴らしくて、本当に見入ってしまいました。 歌には1つ1つに「ちゃんとした表情」があって素晴らしかったですし、演技そのものも感情が伝わって来ました。 もちろんサカモトくんが歌のうまい事は変わらないのですが、歌声が上手いだけじゃなくて何かもっと「伝える力」を持って来ているように感じました。 夢を持ってオーストラリアを後にするピーターの歌には希望が。愛する人を思って歌うその歌には愛情が。悲しみを歌う歌には深い悲しみが。 それぞれの歌を聞いていて、「あぁ、これは本当にこう言う歌なんだな」と、当たり前の事が当たり前に伝わって来ました。上手くは言えないのですが、それにすごく感動しました。 最後の方に歌う、「旅立つ前に〜」という歌では、拍手がなかなか鳴り止まない程で、その伸びやかで感情のこもった歌声に、思わず涙が出ました。 歌を聞いて、つま先から頭まで鳥肌がたつ経験なんて中々無いですよね。 本当に素晴らしい歌でした。 サカモトさんだけではなく、他の出演者の方々もさらにパワーアップしていて、本当に本当に素晴らしいミュージカルだったと思います。
そして、去年も思った事なのですが、このミュージカルだけは『サカモト』さんのファンというだけではなく、いつの間にか『ピーターアレン』のファンとして観てしまいますね。 舞台上の人物をこんなに愛おしく感じる事が出来る舞台って珍しいと思います。 最後は、ハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、それでも幸せな気持ちにさせてくれる舞台です。ピーターに拍手を贈る事が幸せに感じられるくらいでした。
待ちに待った再演。それが本当に素晴らしくし上がっていて、そんな舞台をまた観に行く事が出来て本当に幸せでした。 欲を言えば『また会いたい』です。来年じゃなくても、何年後かにでも、またサカモトくんの演じる愛すべきピーター・アレンに会える日を願っております。
最後まで読んで下さってありがとうございました。 本当に文章まとまり無くてスミマセン。興奮冷めやらぬ頭ではあまりまとめられませんでした。 ごめんなさい。
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