世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年05月21日(火) リチャードmyラブ 3

             そう背は高くはない。髪も肩より長めシャギーの入った金髪
             目元がぱっちりしている。ボーイッシュではないが不思議と中性的な
             感じがする。ケイジ&フィッシュの空気に馴染んでいる。


ユアン   「郵便よ」
エレイン  「あ、ありがと」
ユアン   「あ、それからこれも」

             と、小包を渡す。そばにいたアリーはそれを見ている

エレイン  「あら、届いた」
アリー   「また何買ったの?通販でしょ、それ」
エレイン  「うふふ、これはね・・・(言いかけて、じっとユアンを見つめる)」
アリー   「・・・?エレイン?」

             過去のメールガールとの顛末が走馬灯のようにアリーに思い出される

アリー   「エレイン?ちょっとまさか、また敵意むき出す気じゃ・・・」
エレイン  「アリー、私も成長するの」
アリー   「え?(切り返しに意表をつかれる)」
エレイン  「ねえ、あなた、ごめんなさい、ねぇ」(ユアンに呼びかける)
ユアン   「(声に振り向き)・・・」
エレイン  「ええ、あなた」
ユアン   「はい?私?」
エレイン  「ええ、そう。うふ、呼び止めてごめんなさい。名前まだ知らなくて」
ユアン   「ユアンよ、よろしく」
エレイン  「私、エレイン、こちらアリー、彼女は弁護士で私は彼女の秘書なの」
ユアン   「よろしく」(アリーに)
アリー   「あ、よろしくね」(と、友好的なエレインに途惑いながら)
エレイン  「(行こうとするユアンに)ユアン、あの、名前が知りたくて呼び止めたわけじゃなくて」

ユアン   「?」
アリー   「エレイン!(やっぱり?という感じで制する)」
エレイン  「(アリーに)違うから。(ユアンに)ね、思い出さない?私のこと・・・」
ユアン   「え?(あまりにじーっと見つめられ少しひいている)」
エレイン  「ほら、やだ。バーで。何曜日だったかしら、ねぇ、踊ったじゃない?」
ユアン   「あなたと?」
エレイン  「2人じゃなくて」
ユアン   「(ふいに思い出し)あぁ、もしかして・・・」
エレイン  「そう(スゴク嬉しそう)」
ユアン   「楽しかったわね。みんなで踊った時でしょう?」

アリー   「・・・(話がみえない)」
エレイン  「(アリーに言いながら嬉しそうにユアンを見てる)
       この前、下のバーで盛り上がっちゃって」
ユアン   「へー、あなたもいたんだ」
エレイン  「この人はいないわよ」
アリー   「(首を振ってる)」
ユアン   「じゃなくて、エレイン、あなたもってこと」
エレイン  「あら・・私を覚えてたわけじゃないんだ?(ちょっとショック)
       思い出してくれたかと思ったのに」
ユアン   「ごめんなさい。あぁいうその場で盛り上がって、ぱっと一体感が一瞬にしてできる
       感じっておもしろくて、好きなの。それで、はしゃいじゃって、実は
       誰がそこにいたかなんて覚えてないの(爽やかに笑っている)」

         いつの間にかジョンがフロアに出てきてその様子を見ている

エレイン  「そ、そう」
ユアン   「気を悪くした?」
アリー   「この人、ダンスは自信があるから、目だってなかったことが悲しいのよ、
       気にしないで」
エレイン  「なんでアリーが代弁するの?」
ユアン   「ほんと、あのバーも初めて行ったし、ここの人よく来るって聞いてたけど、
       ここにくる前だったし、ごめんねエレイン」
エレイン  「いいの・・・」

ユアン   「我を忘れるってほどじゃないけど、踊ってるのが楽しいって気持ちに没頭しちゃって」
アリー   「そうよね、ナンパしにいってるわけじゃないんだから、人の顔、いちいち
       覚えようとなんてしないものね、ほんと気にしないで」
エレイン  「だから、私の気持を勝手に代弁しないでったら、アリー」
ユアン   「ふふ、でも、あなたおもしろい。それに、あの時、一緒だったんなら、
       うまかったと思うわ、ダンス」

エレイン  「そう?(気持の切り替えが早い)ねぇ、よかったら今度また一緒に踊らない?」
ユアン   「ええ、あのバーはああいうの多いの?」
エレイン  「いつもじゃないけど、昨日面白い人見つけたの。また盛り上がると思う、
       今夜は来る?」
ユアン   「あ・・・今夜はちょっとわからないけど」

       あまりに嬉しそうにじっと見つめて話すエレインに、ちょっと敏感になるユアン
       横で郵便を見ながら話にそれ以上加わるでもないアリーに


ユアン   「アリー、あなたはいかないの?」
アリー   「あ、私は毎晩踊ってるわけじゃないけど・・・行くのは、行く、かな?」

       急に話を振られて、今度はアリーが敏感になる

エレイン  「ここの事務所の人間は誰かいると思うから、都合のいい日に寄ってみて。
       ふふ、ほんとおかしな人見つけたのよ」
アリー   「とにかく、その中でもエレインがいる確率はかなり高いから」
エレイン  「そうね、できれば一緒に踊りたいわ」(にこにこしている)
ユアン   「じゃ、まだ他、まわらなきゃ・・・(と、郵便物を見て)」
エレイン  「そうね、じゃ」

       ユアン、いぶかしげな表情で他の郵便をくばりはじめる
       アリー、いぶかしげな表情でユアンを見ながら、思い出したように
       手に持った郵便を置き、ユニセックスの方へ
       ジョンの横にいつの間にかリチャードが立っている


つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

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