指先が凍えていたから 手を伸ばしたよ。 暖かなその手に。 側にいると いつも痛い。 傷増やすだけ。やめて。 もう 解らなくなってるんでしょ。 好きなのか 憎いのか。 あの時 繋いだ手のこと 責められるなんてね。 「嘘つき」なんて。 初めから 同じモノを 求めてなかった。 躰は 入れ物でしかないの 知らないのね。 君に少し 触れてみたいと思った。 ただ それだけだったのに な。