フルートさんの日記
フルート奏者 齊藤佐智江



 大雪・・・

・・寒中お見舞い申し上げます。

何年ぶりかで、この場に登場します。なにがあるのかなと訪れてくださった方には、本当にごめんなさい。
というわけで、今年もよろしくお願いいたします。

それにしても、今日の雪!車のトランクをあけようと思って、その重さにびっくり。たった5cmくらい積もっただけで・・。50cmの屋根の積雪、雪かきが大変・・と毎日のように雪国の大変さをニュースで聞いていたものの、実感がわかなかったのですが、これは本当に大変だろう、と思いました。雪国のみなさま、いろいろなことが一日も快方に向かうことを心からお祈りします。

ところで、今年はお正月早々、金沢と東尋坊、永平寺方面に旅行に出かけたのですが、千葉はなかなか雪が降らないし、スキーをやらなくなってからもうずいぶんになるので、行きの上信越道で雪を見るのは久々という気がしました。
金沢の町はあちらこちらに雪が積もっていたので、兼六園ではさぞかし風情のある光景が見えるに違いないと思っていたところ、雪釣りをした木々の葉に雪が乗っているという、あの風景には出会えませんでした。ちなみに、今日はうちの実家にある植木の松の葉の上に新雪が積もり、なんだかいつもの庭の松がいつもにまして凛として高貴な感じがしました・・。

雪が深いといえば、永平寺。本当に雪の多いところだそうで、毎年雪の重みで瓦が痛むので、相当な枚数を変えなくてはいけないとのこと。ひとり1000円で寄付を募るというので、寄付をしたところ、ピンクの数珠と、永平寺便りみたいな小冊子を何冊もくれました。そのうえ、寄付した人の幸せを祈願してくださるとか・・・本当にありがたい話です。人の幸せを願うのが仏教とはいえ・・・。お参りしたときには自分のお願いをするのではないというのも、よくわかりました。

禅宗のお寺のせいか、深い雪のせいか、はたまたお坊さんたちがはだしだったせいか、本当に身が引き締まる思いがしました(寒かったのもあり?)。私はなぜか中尊寺が好きですが、永平寺もとても気に入ってしまいました。そういえば、山門の両側にはいわゆる四天王がありましたよ。
東方持国天、北方多聞天、西方広目天、南方増長天というやつです。四天王ってここから来てるの?(なんと無知な・・・)と我ながらあきれましたけど。

昨年もちょうどこの時期(センター試験の週末)にコンサートがありましたが、あの時も確か雪。来てくださったお客様には本当に感謝してもしたりないくらいでしたが、今日の雪は、どう考えてもお客様がいらっしゃれるとは思えないどころか、こちらの行き帰りが心配になるくらい・・。というわけで、私は朝は練習していたものの、午後からすっかり今日は中止に違いない!と思い込み、雑用をしておりました。バンマスの藤田氏から「今日は予定通り、よろしくお願いします」とのメールに目を疑いましたが、本当かしら?と思いつつ一応仕度をし、待っていたところに中止の電話。前回を深く反省し、珍しくまじめに(ちょっと)練習して、今日を楽しみにしていたので、ざーんねん、と言う感じもあり?!私が珍しくまじめに練習をしたから雪という気も・・。うーん。

ざーんねん、というにはもう少し理由があるのです。
今日の大神やさん、広島風お好み焼きやさん(マスターが広島の方です)なのですが、本当においしい!!お好み焼きもコロッケもサラダも本当においしいのですよ。それが食べられず残念だったのと、もうひとつ。

大神やさんの近くから波乗り道路という自動車専用道路があるのですが、(東金有料道路につながります)秋だったかな、前回、いつも128号から帰るところを、東金有料に出て早く帰ろうと、この波乗り道路を通って帰ったのです。0時をまわっていたからか、ほとんどすれ違う車もないのですが、右手はずっと海。左手は防風(砂)林か時々町の明かりが見えるけれど、ほとんど街灯もないような暗闇なのです。ふと、星が見えるかも?と減速してみた星空があまりに美しく、おもわず、車を止めてしばし星空を眺めてしまいました・・。早く帰ろうと思っていたにもかかわらず・・。

気障ですが、今までで見た星空で一番美しかったのは、ギリシャのアスティパレアという小さな島で見た星空。初めて見たエーゲ海の青さと同じくらい感動しました。天の川は本当に川だった!と感激でした。もうかれこれ20年も前の話です・・。その次は大神やさんからの帰りの星空か、北海道の中札内で見た星空か・・。

というわけで、次回は3月11日だそうです。みなさんも、お好み焼きと美しい星空と元気なラテンを楽しみにいらしてください。

今年こそは、長くならないように短くたくさん書こうと思っていたのに、また最初からこうなってしまった。まあ、、、、いいか(笑)。
今年もみなさまに幸せがたくさん訪れますように。たくさんの素敵な音楽や人との感動的な出会いがありますように。

まずは、長い日記を最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。ではまた。A bientot !






2006年01月21日(土)
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