フルートさんの日記
フルート奏者 齊藤佐智江



 節分を過ぎて

 あっという間に年が明けてしまった。1月20日に何か書こうとした形跡がある。なんということだ・・1月は10日に武蔵野市民文化ホールと言うとても響きのいいホールで、ギターとの幸せな本番で始まって、その後、あまりにたくさんの幸せな瞬間があったが、こうして書くまでに至らなかった。幸せな瞬間についてはまたそのうち・・。それにしても、月に1度くらいなら書けるかもなどと思ったのは甘かった。書きたいことがたまっているから書き始めると長くなる。長くなると思うと、書くのを1日伸ばしにする・・という相変わらずの悪循環にはまっている。これを誰が書いているかを知っている人はもう、あきらめて訪れることもないだろうが、たまたま訪れてしまった方には、気の毒である。あらためてごめんなさい。
 
 先日、ある作家が新聞に年賀状についてエッセイのようなものを載せていた。賀状を今年もまた頑張って書けなかった、こうなったら立春までの寒中見舞いで、まただめだったら立春過ぎの余寒見舞いを・・と言う内容だった。(この余寒見舞いというのは「10へえ」くらい感心した。)
 かく言う私も、本当に明けてから書くというのがここ何年も続いている。ただ、例年、年末から少し考え始めているのに、昨年は4泊6日でパリになんぞ出かけたので、30日まで合わせがずれ込み、その上、年賀状の枚数を間違って例年の半分しか買わなかったこともあって、ずいぶん失礼した・・。
 そんなわけで、今年こそは寒中お見舞いと思っていたが、飛び入り仕事が多く立て込んだ上、2月1日の発表会までは全く余裕がなくなってしまい、とうとう立春を迎えてしまった。節分の日は9時半頃、駅に着き、あっ、節分だ、恵方巻きと節分の豆を買わなくちゃと思い出して、コンビニで恵方巻きとやらを買った。スーパーで節分の豆を探したが見つからず、昆布入りのおつまみ系の大豆が小さな小袋に入っているものを仕方なく買った(笑)。これで、豆まきをしたことになるのかわからないけど、福は内と、11時半頃、そっと節分を楽しんだ。
 
 翌日早く、実家に帰ると、本格的に豆まきをした形跡があった。節分はいつも、豆撒きをしたあとで、大豆とピーナッツを炒ったものを食べて(千葉らしいね(^_^)、大豆を緑茶に足して福茶とか言って飲む。これは香ばしくておいしい。
 たまにしか使わない実家のレッスン部屋にも、豆がたくさん蒔かれていて、生徒さんが来るので、掃除機で吸おうとしたら、箒で掃けと言う(関係ないが、この「箒で掃く」の漢字は絶対書けないなあ)。言うとおりにしたが、この節分の豆ってそのあと、みんなのうちではどうしているのかなとふと思ってしまった。いつ、どのように、始末しているのだろう?福を拾うのも大変である。
 節分が過ぎて、年が変わるともいうので、とりあえず、少し遅れたけれど、これを新年のご挨拶ということで・・。ところで、余寒見舞いって・・・・いつまで出せるんでしょうね、それを過ぎたら・・・・暑中見舞いまで何かあるのかしら(笑)?
 それでは、またそのうち。




2004年02月06日(金)
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