くらりねっとにっき
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夏の夕暮れの風景はステキだ。
私の家は海から近く、家のある住宅街を一歩出ると、すっかり田園風景が広がっている。
交差点(信号機はない)には、婦人会の人が植えた季節の花の咲く一角がある。
さらに足を伸ばすと、春は菜の花畑、秋はコスモス畑になっている区画がある。
そしてさらに歩くと海にたどり着く。
日没前の青と橙とうっすらと闇の色が混ざった空の色は、何とも言い難い色だ。
そこに実のなる前の、稲の緑が一面に広がっている。
帰宅するために車を走らせていると、刻々と色合いは変わり、やがて紺になり、やがて夜になる。
夜、と言えば、先日読んだ「うさぎとトランペット」に書いてあったが、クラリネットの色は“深い夜の色”なんだそうだ。
深い夜。
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