Coconut Vanilla POISON*
DiaryINDEXpastwill
2004年11月19日(金) もやっと

今日は母の百箇日法要でした。早いものであの怒涛の日々からもう100日ですよ。そう、あの頃はちょうど異常なまでの猛暑の夏で、母の危篤から死去、仮通夜から葬式終了まで茹だる様なカンカン照りのド夏でした。忙しさにかまけて水遣りが出来ず、玄関先のお花がカラカラになって全滅してしまいました。

そんな夏ももう終わり、向かいの空き地の柿が熟れ熟れになってボットリ落ちてしまうまで、季節は移り変わってしまったのです。マジはぇぇ。ばびった。

年内の仕事ももうすっかり片付いて、さてこれからどうしましょう?って感じです。母が危篤に陥った頃は絶好調に仕事が忙しかったので、ゆっくりと母の看病もできなかったし、きっと母も仕事の話ではなくて普通の家族としての色んな話をしたかっただろうに、何も聞いてあげられないまま向こうの世界に行ってしまったんですよねぇ。

私自身もあんまり最悪の方向には考えたくなくて、母がおそらく本当に言いたかった事を遮って「何言ってるの!治るんだから、そんな弱音を吐いちゃ駄目よ!泣いちゃ駄目!笑って!」って風に言ってしまった事とかすごく悔やんでます。もっと母の話、言いたかった事を聞いてあげれば良かったなぁ。きっと、母より私の方が逃げ腰だったんだ。悪い事は信じたくなかったんだなぁ。そんな何も出来なかった自分自身への後悔の念を持ちつつ、百箇日を迎えてしまいました。

私んちの仏壇が母の死去直後に誰も触っていないはずの仏壇の打敷がいつの間にやら葬式仕様の打敷に変わっていたとか、9月後半にとっくに解約したはずの母の携帯電話から叔父の携帯電話に着信履歴が残ってたとか超あり得ねぇ話っつか、さぶいぼゾゾー物のお話もあるのですが。母も言い残した事があったのだろうか、向こうの世界から叔父に電話してきたのでしょうか。ま、その話は置いといて。

どうでも良いけど、私んちは浄土真宗東本願寺大谷派という宗派で、来月には京都の東本願寺へ喉仏を持って分骨に行って来ます。色々話を聞くと、これがまたアレなのよ。分骨するにも御支払い致す上納金みたいなものの最低ラインが12万円で、貰える首から掛けるホニャララとか言うタスキものの色がウグイス色なんだってさ。それを首に掛けて参拝するのかな?でさ、それが金額によって何段階かがあって、1000万ほど出すとそのホニャララが最高級の高貴な色とされる紫になるんだってよ。その高額を支払いした参拝者は普通の人が入れない奥の方の法要の間?みたいな所には入れるとからしく。要は、金次第で待遇が違うって訳さ。なんたらの沙汰も金次第って諺を思い出したわよ。

その話を坊様の叔父から聞いて「何だそれ!金持ちは優遇されるって事か!」と言うと叔父は「宗教法人なんて商売だもんな。その金が大谷大学とかに流れるんだろ」とクールな一言。うむ、宗教法人が儲かる仕組みが分かるな。新興宗教がのさばるのもしょうがないことなのかも知れん。くそぅ、人の足元見やがって。でもそこへ骨を持って行き、入れさせてもらわないとなんか「スッキリ」せずに「もやっと」の感じなので、やっぱ行くしかない。

ついでに京都でも探検散策して来ます。


DiaryINDEXpastwill
感想とか。


美南海。(minami)
MyEnpitu追加 リドミ テキスト庵