表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2003年11月02日(日) 「ランタナ」「幸せになるためのイタリア語講座」ギエム・シカゴ響

「ランタナ」@東京都写真美術館映像ホール
「ギエム・シカゴ響『奇跡の饗宴』」@東京文化会館
「幸せになるためのイタリア語講座」@ウィメンズプラザ

◆「ランタナ」
 監督:レイ・ローレンス
 2001年のオーストラリア「AFI AWARD」(本国のアカデミー賞にあたる)で 「ムーラン・ルージュ」を押さえて主要5部門受賞。
見事にキャラクターが書き分けられた4組の男女の織りなす人間ドラマ。
シンプルにして深い人間洞察と表現。何故にこれが日本公開されないのぉ?という傑作でした。地味だけど。

  恵比寿から上野に移動。

◆「ギエム・シカゴ響『奇跡の饗宴』」
ダニエル・バレンホイム指揮、シカゴ交響楽団演奏、モーリス・ベジャール振付
 「春の祭典」首藤康之&東京バレエ団
 「火の鳥」木村和夫&東京バレエ団
 「ボレロ」シルビィ・ギエム&東京バレエ団
完璧主義者のベジャールは生オケを使うことは滅多になく、今回シカゴ響でそれが実現。そのシカゴ響も、結成112年、初めてオーケストラピットに入っての演奏らしい。
・・と、まさにゴージャス『奇跡の饗宴』。まさにミーハーな私。
シカゴ響のメンバーって、大柄な方(相撲取りレベルも何人か・・)が多かったようです。初めての狭いオーケストラピットの中では相当つらかったろうて、暑かったろうてw。
ベジャールの「春の祭典」初めて見ましたが、面白かった。
ただ、女性パートが始まると、とたんにつまらなく感じてしまう。
ベジャールの振付は他の作品でも男性が踊ってこそ、美しく力強く映える気がする。
ギエムの「ボレロ」は、ジョルジュ・ドンの魅力とはまた違って、線は細くとも鋭く美しく力強かった。
美しきおのこ達を従えて一段高いステージ上で踊るギエムはまた格好良く、気分の高揚を覚えてしまった。
そういえば今年三度目のギエムでした。

  上野から表参道まで大急ぎで移動。

◆「幸せになるためのイタリア語講座」
 監督:ロネ・シェルフィグ 
あせあせと到着時には既に舞台挨拶も終わり、映画開始直後だった模様。立ち見というか階段に座り見。
どっと疲れが出て、中盤ちょっと居眠りをしてしまった。
「今日は鍋にするから早く帰るように」という家族のお達しで、終了後、即帰ったのでティーチ・インがあったのか分からないけれど、多分、ドグマ作品だと思われ。現在はドグマ当初の約束事より規約が緩やかになっていると聞いているので、作為的に使われていた音楽はOKなんだろうな。ウエルメイドなハッピー人間ドラマ。


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