Howdy from Australia
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2005年06月17日(金) FAQ

たかが記事を一つ選んで研究グループ内で発表するだけだというのに、準備にかなり時間がかかってしまい、発表の前の晩は寝たのが1時近かった。毎日7時間半は睡眠時間を確保している自分としてはかなり辛かった。なるべく用意した台本を見ないように努めたけれど、やっぱり全てを頭に入れるのはちょっと無謀だった。でも、質問にも何とか答えられたし、久々に「終わった〜!」という達成感を味わった。

次に自分の番が来るのは12月なので、まだまだ先!その頃までには研究の結果もかなりまとまっているはずだし、知識もかなりついているはず。

いきなり研究の路線変更を告げられた時は辛かったけれど、あそこで腐らないで本当によかった。以前はちんぷんかんぷんで何が何やら分からなかった事柄が、今では簡単に説明できたりして、我ながらやればできるじゃ〜ん!

前の上司も私を見るとすぐに話しかけてくるのだが、以前彼の元で働いていた時のように全身全霊耳を傾け相槌を打つという感じではなく、適当にあしらうこともできるようになった。元上司は話題豊富で、いったん勢いづいたら誰も止められないいわゆる暴走型。

また、以前から教科書問題や首相の靖国神社参拝のことなど、日本がニュースで話題になる度意見を求められ、私もこの年になって「分からない」とだけは言いたくないので、つい意地になって返答しまい、何気ない会話がいっきに深刻化することも。

最近では捕鯨についてどう思うかと聞かれ、捕鯨は日本の文化の一部であるから尊重されるべきだの、環境や生態系を破壊しない範囲内で商業捕鯨の道が開かれるべきだの、オーストラリアの報道は偏っているだのと率直な意見を述べていたら、「他のオーストラリア人には言わない方がいいかも」と、冗談交じりに言われてしまった。

日本語教師や通訳など、日本人であることを武器にできる職業についているわけではないし、職場で日本人ゆえに重宝がられることもないのに、常に「日本人」ということを意識させられる毎日だったりする。

ちなみに、「日本の若者はなぜ髪の毛を染めているのか」というものよく聞かれる質問のひとつ。芸能人やスポーツ選手の影響もあるだろうし、お洒落なんだと説明しても、何故か納得してもらえない。金髪はさすがに不自然に映るみたいだけれど、こればかりは本人に直接聞いてみたら?と思ってしまう。


yumiko |mail

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