V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2018年09月10日(月) 作り手の真剣さはモノに移って跳ね返る

松下幸之助の人生談議に出てくるエピソード。感動したのでコピペした。「物が豊富につくられ、ときにはありあまるほどになってきたせいか、最近はともすれば物のありがたさが軽視される傾向にあるような気がします。電気ゴタツでも、ぼくは新製品の試作ができると、しばらくじっと眺めたり、手でなでまわしたり、実際に自分で使ってみたりしたものです。そうすると物言わぬはずのコタツがぼくに語りかけてくるのですね。“この角をもう少し削って丸味をつけてくれないか”という声が聞こえてくるような気がする。そんなことが少なからずありました。これはやはり、ぼくがその商品づくりにそれなりの心をこめていたからだと思いますね。製品を使われるお客様のためにはもちろん、それを汗水たらしてつくる従業員の人たちに対しても、よりよい製品をつくるのが責任者たるぼくの務めだ、という気持ちでいっぱいだった。その真剣さが物に映ってはね返ってきたのでしょうか。そんなふうにどんな物にも、つくる人が魂をこめているのですよ。そのことに対して、やはり感謝の気持ちを持って大切に使いたいものだと思います」。メーカー出身者であることを誇りに思う。


酒井英之 |MAILHomePage

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