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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ポーランド戦最終10分の日本のパス回し。その消極策に見ていてイライラした。が、これは進歩的なことだと思い直した。人がゴールを目指すとき、2つのアプローチ方法がある。ひとつは努力を積み重ねてゴールに近づくフォアキャスト。一方ゴールから逆算して考えるバックキャスト。どっちを取るべきかはゴールのレベルによって異なる。頑張っていればいつか辿り着くレベルのゴールならフォアキャスト。ゴールが「ありえない未来」の場合はバックキャスト。バックキャスト時は当初では考えられない非常識な行動が必要だ。今回の西野Japanの目標はベスト16進出。当初のチーム状態から考えたら、「ありえない未来」。それを引き寄せるには、普段は絶対しない非常識行動が必要。それが「負けているのに攻めない。消極的パス回し」だった。私がハラハラしたのは、バックキャスト思考に慣れていなかったから。そう気が付いて、まだまだ自分は子供なんだと思った。
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