V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2017年07月03日(月) 松下幸之助が描くペルソナの凄さ

松下幸之助翁と言う人は、商品開発者としてもすぐれていたのだと思う。彼が、部下にアイロンを開発するよう指示したエピソードに唸った。「今、アイロンというものを二、三の会社がつくっているが、使ってみると非常に便利である。しかし、残念ながら価格が高く、せっかく便利なのに多くの人に使ってもらうことができない。そこで、わしは合理的な設計と量産よって、できるだけ安いアイロンをつくり、その恩恵にだれでもが浴せるようにしたい。今、師範学校を出て、小学校に勤めた先生は給料が安く、たいてい二階借りをして暮らしているが、そのような人でも買える価格にするためには、今四円から五円しているのを三円くらいに下げなければならない。それを松下でぜひやり遂げたいがどうだろうか」。モノ不足の時代ながら、ターゲット像がとても明確なのだ。さらに、国家のために小学校の先生が『かっこよくあること』だ大切だ、と説いているように見える。この天下と自分を連動させる考え方が人を動かす秘訣なのだと思う。


酒井英之 |MAILHomePage

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