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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
あるコンサルタントに完成品メーカーと原料会社の理想の関係を聞いた。某食品メーカーが主力商品の原料の見直しを行ったときのこと。その原料は特定の原料会社から買っていた。その原料会社は売上げの8割をその食品メーカーに依存していた。見直しの結果、同じ品質のものをより安い見積もりを出した他社から購入することになった。ところが、食品メーカーが新たに購入した原料は劣化のスピードが従来品より早く、クレームの電話が鳴りやまなない状態になった。慌てて元の原料を戻したが、信頼回復まで5年かかったという。このとき切り替えられた原料会社に問題がなかったわけではない。原料会社の品質管理体制に問題があり、こんな管理ではいつ異物混入等があるかわからず「危険」と判断されたからだ。一社依存体質に甘んじて品質管理体制に力を入れてこなかったことが問題の発端になっている。どっちもどっちの話だが、メーカーと原料会社は本来であればお互いを高めていくべき存在。蜜月となり過ぎず、Win-Winの関係でありたいものだ。
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