V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2016年09月06日(火) 後継者を育てたいと願う経営者の悩み2

昨日のKさんのアドバイスの続き。「任せ方がわからない」社長は、任せると称して放任する。この間、アドバイスしたいのを必死でこらえる。後継者は任された以上頑張るが、「仕事のススメ方」がわからないから、結果を残せない。そんな息子を見て「なんだ、こんなこともできないのか!」と社長は言う。そして「もう任せられない、俺がやる!」としゃしゃり出てしまう。柳井正さんも孫正義さんもこれをやった。それをされた後継者に残るのは屈辱だけだ。分岐点は、任せた時点で「こうやればいい」というスキルが後継者になかったこと。コンサルタントになって25年、私が負っていたのは、いきなり任されて悩む後継者へのスキルの伝授である。私が救うべき「可哀想な存在は、いきなり任されて、やりかたがわからず戸惑う後継者たち」であった。


酒井英之 |MAILHomePage

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