映画『飢餓海峡』を観た。『七人の侍』にも匹敵する傑作だと思った。主人公の木島は、警察の取り調べに対し信じて欲しくて白状するが、取調官たちは信じようとしなかった。伴淳の執念を、家族も本部も信じなかった。八重も募る思いを木島にぶつけたが、信じてもらえなかった。この映画のコンセプトが「人を信じられないことによる悲劇」にあることは明らかで、国の民度が上がらないと信じあうこともできないのかもしれない。観ながら静かに感動した。