|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
30年前の日航機墜落事故のTVを観ていたら、原因となった金属疲労をもたらしたのはボーイング社の修理の仕方が十分でなかったためと報道された。そこで取材班がボーイング社に問い合わせても、ボーイング社は取材拒否を貫いたという。TVではその理由を「米国人は原因の追求よりも今後の対策に力点を当てているため」と伝えていた。それを聴きながら、その姿勢は正しいと思った。経営をしていると「個人の尊厳」と「組織の尊厳」のどちらを優先するかという問題がある。ミスや赤字が出たときに「誰のせいか」の「誰」を見つけ、その人に責任を押し付け、幕を引こうとするやり方は、『組織優先で個人無視』である。こうなると社員はビビってしまい、その組織への帰属意識をなくしてしまう。これについては私も苦い思い出があるが、トカゲのしっぽを切ることは、皆をトカゲ化してしまうリスクがある。経営者は常にその逆の優先順位で行かねばならないと感じた。
|