中村紀洋の復活は、私にとって大きな教訓になった。彼が今回得た栄光や、多くの人への感謝の気持ちは、彼が手放すものを手放したからこそ得られたものだ(手放さざるを得なかったのだが)。傲慢になり、その挙句落ちぶれていくのは私にも覚えがある。その恐怖の中で悪あがき、結局いろんなものを手放し、裸同然のそこから再スタートを切れば、別の何かを得ることができる。それを彼には教わった。