田沢湖芸術村の小劇場で「わらび座」を観た。こんな雪深い村に下北沢の劇場のような空間があり、たっぷり笑わせてもらったのは望外の幸せだ。地方に行くと木工品や地酒など人を唸らせる芸術品に出会うが、いずれも個人技の域を出ない。ところが同じ芸術でも、劇団は育成学校にはじまる集団で創造する芸術だ。劇を観ながらこの村が持つ潜在的な情熱とか包容力が痛いほど伝わってきた。