ベトナムではクラクションを聞かない日はなかった。というより、しょっちゅう聞いた。日本では滅多に聴くことがなくなったクラクション。鳴らそうものなら、同乗者に「そういきり立つなよ、待っていればいいじゃん」と諌められてしまう時代だ。これに対し「そこのけ!俺が先だ!」と、クラクションが鳴らされている。携帯の着メロのごとく、バイクは彼らの自己主張を表現する印籠なのだ。