米国のワシントンDCにあるリンカーン像を見る。柱の数、顔の表情や手・足の位置、形などに左右非対称の部分に意味があると説明を受ける。細部のリアリティに、作者の想いと時代を感じる。おそらく日本の国宝にも多数の小さなこだわりがあったのだろうが、それらはいつしか忘れられて歴史の重さだけが残ったのだろう。歴史のない国ゆえに米国人はこうした物語を大切にするのだ。