あと幾つ 扉を閉めれば 心が 痛くならずに済むのだろう
もう幾つ 扉を 閉めたことか そして その鍵を 捨てたことか 再び 扉が開くことのないように
なのに 何かある度に 扉は開いてしまう 鍵を 開けたのは 誰?
それは 私 時には 彼女 そして彼
ただ 閉じ込めただけの 思いや記憶は その時よりも ずっと濃い影となって 追いかけて来る
心を 捕まれそうになる そのまま 攫われそうになる
それはいや 絶対にいや
逃げながら また扉を閉じる 幾つも 幾つも 幾つも 幾つも 幾つも 幾つも・・・ そして 最後の扉に鍵をかける 震える手で 逃げること以外 何も考えず
鍵を捨て 扉に背を向けて 陽のあたる場所に 足を向ける 喧騒の中で 息を吐く
そうして 口の端に 刺のある言葉をのせて その痛みで 自分を留める いま 此処に
あと幾つ 扉を閉めれば 心は 血を流さなく なるのだろう あと幾つ。。。
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