| 2003年01月19日(日) |
マヌカンに五月の幻を、夢を。 |
忘れられない人。
序々に明確になる未練と後悔と共に僕の脳裏に生きる人。
記憶は美化を深更し、完璧な逸物へと形を変えてゆく。 ずるい僕の縋る思い出。
今朝、夢に出た。 もはや連絡手段すらない彼は僕に前と変わらず話し苅テけた。 きっと僕は弱虫だ。
振り払った彼の手は、どんなに暖かかった事だろう。 拒み通した彼の唇は、 どんなに優しかった事だろう。
嗚呼しかしあの時僕は彼の雌にならない事を選択したのだ。
直井政和殿。 貴殿の半端に美化された姿を吸収できるまでは貴殿に縋るよ。
ずるい僕を許して。
|