嗚呼!米国駐在員。
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2005年04月11日(月) マスターズ、やっぱウッズだ!

なんといっても今日は4度目のマスターズを制したTiger Woodsにつきる。
くらいつくChris Dimarcoと12アンダーで並んだプレーオフ。Woodsが下りの難しいウィニングパットを沈めた(というより突っ込んだ)瞬間には鳥肌が立った。あのスピード、はずれていたらかなりカップをオーバーしていたんじゃないか。あの場面であんな強気なパットを打てる精神力。もうカップしか見えていない気持ちの入ったパット。今更でもないけどプロを感じた。






プレーオフの18番ホールは数千人のギャラリーに囲まれているのにも関わらず、小鳥のさえずりだけが聞こえる緊迫した光景。テレビの解説者、アナウンサーは全く何も話さず、画面はウッズの一挙手一動だけをじっととらえる。このアナウンサー、本当によく分かっているプロだ。この数分間は見ているこちらもしびれた。

大会前には、‘OVERDUE’なんて新聞に書かれたウッズだけど、これで完全復活といってもいいだろう。通算4度目のマスターズ制覇。優勝して美人の嫁さんとキス、その前にオカンと抱擁。
ウッズはいつもドライバーがあちこちに曲がるけど、グリーン周りの小技が実にうまい。今日も16番ホールのチップインには驚いて言葉も出なかった。カッコよかったなあ、これでナイキもまた売れるんじゃないか。あの赤シャツはいくらだろうか?
ディマルコは去年もミケルソンの優勝を目の前で見届けて、今年もあと一歩で残念だった。でも、敗れた直後、煮えくり返るほど悔しい気持ちだろうに、テレビでインタビューに答える姿を見て非常に立派だと感じた。

それにしても、ケーブルTVのゴルフチャンネルよ。
朝7時から「Masters Live」って、選手もコースも放映せずにおっさんがゴルフ場の林の前で喋るだけの生中継なんて何にも意味がないぞ。放映権がないなら無理するなって。ゴルフ番組で選手のプレーも見せずにオッサンの顔アップでうんちく喋られてもしょうがないんだって。おかげで早起きして損した。


Kyosuke